蟹チャーハン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
禁書と似ていて完走しやすいです。ただ、主人公弱すぎw
魔法使いや付き従う使い魔の存在が認められた時代
という設定での学園ものバトルになるのかな。
学園では強さを表すランキング制度が導入されていて、
年に一度だけ“茶会ティーパーティー”と題した武道大会が開かれます。
そこで優勝することをみんな目標としている模様。
この茶会イベントを中心に、いろいろな組織が暗躍して
騒動が巻き起こるといった感じです。
それは国の機関、学校、魔導師たちの派閥であるとかで、
主人公も巻き込まれていく~。
イメージ的にはとあるな禁書が近くて、想像しやすいかもですね。
ただ、こちらの主人公は強いことは強いけど、ランキングでいえば
上位10名に入れるかぐらいで最強というわけではない。
逆にトップとの実力差がありすぎて、毎回誰かしらにコテンパンに
やりこめられて、傷だらけでびゃはぁーだし骨はボキーと折れるしで、
翌日ケロリと退院できるのが不思議なくらいでしたw(魔法?)
禁書を思い出すとわかりやすいんですが、
終わりがありそうで終わりがないタイプのストーリーです。
人気しだいでいくらでも新たな敵をつくって話しが進められる。
そんな感じ。
逆にいうと、禁書ほど人気が出ないのはなんでだろうと、
いろいろと比較してみるのもおもしろいかもしれませんね。
キャラクターは主人公のライシンがいい人すぎて泣けるレベルで、
困っている人を放っておけないタイプの主人公です。
戦闘では怪我多めでピンチになりやすく、熱がこもってるんですが…。
見せ場の魔法のかけかたが番号叫んでるだけで意味がわからないんで、
(○○番式どりゃぁー! ヤヤちゃん赤くピカー! みたいな)
どこか傍観者のままでいたのも事実ですねw
そのライシンに付き従う人形のヤヤは作品のヒロイン的存在で、
こちらは人形故なのか独占欲強すぎ、うるさすぎ、パンツ脱がせすぎ。
やかましいタイプで違いを出して凸凹コンビなバランスとっています。
非常に個性的なんですが、それが戦闘になるとちょっと微妙に。
基本、ライシンのかける魔法で体なりを強化しながら対抗するんで、
あれだけ猛烈な自我はあるのに言いなりでしか戦わないのがなぜかしっくりきませんでした。
まぁ、この作品の評価ポイントは、この2人の掛け合いがおもしろいかおもしろくないか。
なんでしょうね。
自分みたいにちょっとヤヤの存在がうるさく思える人だと
途端にしんどくなってきてしまうかもしれません。
禁書だとインデックスを怒らせてもご飯を食べさせることで和んでましたが、
こちらだといちゃラブご所望で、そーいうのもういいからって思ってみてましたけど、
他のみなさんにはこれが一番のご馳走だったのかもしれずw
エロ要素ってとっつきやすくはあるけど諸刃の剣で、一度取り入れてしまうと
それ抜きで語れなくなる怖さみたいなのがあるのかもしれません。
ラノベの代表格な禁書や俺ガイルでは、そーいう面はあえて消してますからね。
おもしろいけど、はじけきれなかった印象もあり。
ライバル関係だったロキ君との友情シーンなぞいい感じだったし、
弱いな弱いなりに軍団を率いる感じで戦いを進めていくのもいいのかもですね。
まぁ、それがとても難しいのは承知で~。