「僕だけがいない街(TVアニメ動画)」

総合得点
91.6
感想・評価
3377
棚に入れた
15595
ランキング
28
★★★★☆ 4.0 (3377)
物語
4.2
作画
4.0
声優
3.8
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

評価通り、深い心理描写と引き込む力のある作品でした。神ED!

この作品は漫画原作で、原作好きな人からは不評もあるとか。

でもやっぱり素晴らしいアニメ作品だったと思います。
アニメーション製作がA-1 Picturesであったこと。
それと、やっぱりノイタミナ枠で放送される作品は良いですねー!
って思えたことが要因ですけど。

これは僕がキャッチしているほとんどの人が高評価を付けてたんですよね。
もちろん僕も注目していたわけで、通しで観るために待ってました。

タイムリープものとしても秀作だったと思います。

タイムリープって、アニメや映画をたくさん観てる人はほとんどが知っていると思いますけど、時間が進んだり遡ったりすることで、簡単に言えば未来に行ったり過去に戻ったりですね。

この作品でもそれは重要なファクターになっています。

ここまではあらすじにも書いてあるレベルなのでネタバレではないでしょう。


この作品は一話目から引き込まれますね。

そしてお話が進むにつれて、それが増していきます。


ただ、タイムリープものってけっこうありますけど、有名なところであるそれとは少し違う気がしました。


それは主人公が持つ能力「リバイバル」というものの性質によるものだと思います。

主人公がもつリバイバルとは
{netabare} 直後に起こる悪いこと、事件などを見ることができるというもので、再上映という風に解釈されているらしいです。だからシュタインズ・ゲートのようにタイムマシンを使って同じ時に何度も帰って事件を未然に防ぐというパターンや、ひぐらしのなく頃にのように何かの力によって自分の意図とは別に同じ時間に戻ってやり直すというのではないですね {/netabare}


それでもやはりこの作品は事件から成っていて、主人公はどうしてもその事件を回避しなければなりません。


この作品の深いところは
{netabare} 主人公が29歳の現在から18年昔の1988年に実は事件が発生していて、それに気付かずに主人公は生活していたということですね。だから、現在の2006年と1988年の二つの時代で、主人公は事件を解決していくということになっています。 {/netabare}
というところです。


そしてこの作品はキャラも良かったですね。

主人公の声を声優さんが当ててないことと、パッケージから見るにそれほどキャラが魅力的じゃないっていう先入観があったんですけど、逆にキャラ愛を持てたほどに良かったです。

それほどまでに入れ込めたのは主人公ではないですけどね^^;


あとで書きますけど、加代ちゃんが最高に可愛かったです。
それは境遇も含めてなんだけど、どうしても加代ちゃんを見守ってしまう見方になってしまいました。


ただ、納得いかなかったのは終盤の展開。

事件に関しての展開は悪くなかったと思いますが、人の繋がりに関しては僕が期待したものとは違っていて、そこまでひねらなくてもいいのに。
って感じました。

おおよその人がそう思ったんじゃないでしょうか?

それは観て判断してもらいたいですね。


この作品では、キャラを紹介するだけでもひょっとしたらネタバレになるかもしれないので、簡易的に紹介しておきます。


藤沼 悟(ふじぬま さとる)-満島真之介さん、土屋太鳳さん
本作の主人公です。
cvは両名とも声優さんではなく、俳優さん女優さんなのでアニメはこの作品のみです。


雛月 加代(ひなづき かよ)-悠木碧さん
本作のメインヒロイン。
cvの悠木碧さんは、魔法少女まどか☆マギカ、ソードアート・オンラインII、GOSICK -ゴシック-、など多数で活躍されていますね。


片桐 愛梨(かたぎり あいり)-赤﨑千夏さん
本作のヒロインの一人。
cvの赤﨑千夏さんは、中二病でも恋がしたい!、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる、冴えない彼女の育てかた、など多数で活躍されています。


藤沼 佐知子(ふじぬま さちこ)-高山みなみさん
主人公の母親。
cvの高山みなみさんは、おなじみ、名探偵コナン、クレヨンしんちゃん、ドラえもんなどで大活躍されていて、ちょっと異色かもしれませんね。


八代 学(やしろ がく)-宮本充さん
小学生教師。
cvの宮本充さんは、喰霊―零―、刀語、暁のヨナ、などでサブキャラを演じることが多いようですね。



こうみるとやっぱりちょっと異色と言わざるを得ないですけど、この作品に於いては不自然な感じはありませんでした。

でも声優さんの評価としては落ちますね。


そしてタイトルにも書きましたが、ED曲は最高でした。

エンディングテーマ「それは小さな光のような」
作詞・作曲 - 梶浦由記 / 編曲 - 江口亮 / 歌 - さユり

ものすごく雰囲気があり、音楽的にも凝っているし、印象的で不思議とキャッチーで素敵でした。
神曲と言われるほどに良いと思います。


なんだかまとまりのないレビューでしたが、これで終わります。

読んでくださってありがとうございます。

投稿 : 2016/04/13
閲覧 : 310
サンキュー:

46

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