退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おもしろさと見所はココです(長文)
アニマスやラブライブとは描こうとしているものがちがいます
アイドルアニメ数あれどこの作品が人気がないのもしかたがない
アイドルアニメって2通りの作り方があるとおもうんです
まず、完成された偶像としてのアイドル像
キャラの個性が完成されていて才能がもともとある
認知されれば人気が出て当然かのような金の卵集団を描くケース
そして、個性的でもなく才能は努力でおぎなうしかなく
チャンスなんてなくて売れるかどうかなんか誰にもわからない
アニメの作りやすさ、見て楽しむ分には完成された偶像を眺めるだけの
前者がよいでしょう
しかし、現実世界の新人アイドルは後者であって華々しい舞台より
陽の目をみない活動の連続
WUGは完成された偶像としてではなくアイドルをめざす少女のリアリティを
追求したアニメです
完成品になる製作過程を撮影したドキュメンタリーなのです
まず声優
近年のアイドルアニメは2.5次元といわれます
キャラを演じる声優さんがライブイベントを行い、画面の外に出た2次アイドルを追いかけれるんですよね
WUGの声優さんはアニメ製作にあたって一般公募された素人です
実際演技の素人気が抜けてません
製作はリアルな成長劇を描こうとしていました
演出のすばらしさ
まず日常の対話劇。ただ話すだけなら演出がいるか?って
そう思うとこかもしれませんが
2人で話す場合でも話す相手との親密度によって
距離間を変え目線を変えています。
会話の流れ中に目を伏せさせる相手の顔をみる
こうした些細な演技がこのアニメのキャラにはあります
会話以外に動きのある演技が入ることで心理描写が巧みであって
さぁこの子らどうなってくんだろうって深入りしたくなるんです
演出のすばらしさ②
こんどはアクションについて、ライブシーンは全員の動きが揃っていて
スムーズに動くのよい。たしかに正論ですが
素人集団ならこういくでしょうか?
WUGのライブは全員の動きが揃っていません
一人ひとりタイミングにずれがあってぎこちないんです
ココにこだわりの凄さをさらに感じました
全員同じ動きをCGでさせたほうが作り手も楽であろうに・・・
ストーリーと設定
ストーリーは劇場1作からの続きなのですがアイドルあるあるを
詰め込んだ内容になります
アニメ版ではわからない劇場版のあらすじをさらっと説明します
劇場版のあらすじ。
仙台を拠点にした零細芸能事務所のマネージャーが公園で歌をうたう
少女に声をかけるところが物語すたーと
事務所は所属芸能人がゼロで破綻寸前なので必死勧誘するも
少女は全く興味をしめさない
この少女が主人公のまゆです。愛称まゆしぃ
アイドルユニットのデビューを企画した事務所は
地元オーディションで6人のメンバーを揃えインディーズデビューにむけて
活動開始
しかしデビューイベント直前に事務所社長が金もってトンズラ
・・・夢も希望もないアニメです
そんなメンバーの苦境を聞いたまゆはユニットに合流することとなります
悲痛にくれ困惑するメンバーたちを見捨てておけない理由が
まゆにはあるんです
まゆはもともとAKB的な全国区のあいどるのセンター経験がある子なんです。ただ競争と各自が自分の成功しか考えないグループに嫌気がさして
脱退していたんです。
アニメの問題点
①人気がでてしまって全国区アイドルになってしまうと
作品の持ち味がきえる可能性
②ローカルアイドルという設定が生かせていないかも
ローカルアイドルでは危機感やプロ意識について描きづらいから?
長くなってしまたんでこのへんにします
最後までよんでいただけたなら幸いです
マネージャーが松田さんっていうんですが無能マネです。
しかし、地方都市の零細事務所のマネージャーってこんなものなのかも
そこもリアルにしたのでしょうか
1話が暗いって感じてもそこは演出として我慢しましょう
明日がみえない状況なんですから曇り空でせいかい
駄文をご覧頂きありがとうございました