蟹チャーハン さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今春、貴重なロボアニメ!それもオリジナル!オリジナル!
このPAはいいPAかもしれない。と期待させるロボアニメです。
しかもオリジナル! 大事なんでもう一度、オリジナルですw
いまどきオリジナル=死! なイメージですが、これはいいロボアニメになるかもしれません。
なにせロボのデザインが普通です。妙にゴテゴテしてない質素シンプルなデザイン。
ロボがこってない=人間重視 なイメージで、実際、20分足らずの1話を見ただけでも
おっとりヒロインはじめ、キョーマみたいな雷頭の侍さん?の2人の印象がしっかり残りました。
空から降ってきたロボはなに? ていう謎はおいといて、近未来という時代背景だけ
ふまえておけば普通に見れそうだし、難しいこと考えずに視聴できそうなのはいいかなと。
立山の地下で発見された遺跡の謎が気になるところですが、それよりも遺跡の中から
桃太郎侍みたいなのがまっぱで登場してきたこと、それも勇猛果敢に刀ふりかざして
全裸で戦いに参加したことが気になります。
思う以上にわくわくできたし、来週を楽しみにしたいと思います。
2話~ 富山市の市内観光も兼ねてバトル!
{netabare}
番組冒頭は平安時代風な場面からはじまります。
トキサダと姫様の登場ですが、が、やはりこの時代に超絶ロボ開発できるっておかしくないかなw
せめて木造ならわかるんですが。(メカニックに運慶とか)
富山湾から巨大ロボおよび虫みたいな小型ロボが上陸し、市内へと向ってゆうゆう散歩をはじめます。
たんぼ横切ったりしてるけど、ふみ跡がつかないのがちょっと不自然かも。
由希奈の手助けもあってUN施設の地下深くに隠されていた巨大ロボに搭乗を果たしたトキサダは、
富山市内で破壊の限りをつくす巨大ロボと対峙して、これを倒します。
トキサダによれば、こいつらら鬼だと…。
日本刀で戦いあうバトルシーンは白熱でした。
ロボらしい動きは残しつつ、動きにメリハリつけてて迫力ありました。
それと由希奈とトキサダの会話がいいですね。
1話では由希奈のことを姫、姫と連呼していたトキサダですが、2話では出会って早々に
お前は誰だ!になってますw 違うと否定したら“クソっ!”ですからw
ひどい言われよう。
この2人のちょっとずれた会話がとても楽しいので、それだけでも見ている価値がありそう。
て、本当はそこじゃないのかもですが。
{/netabare}
3話~箸休め回だったのかもだけど、良い橋休め回だった
{netabare}
一戦終えて、再び拘束されるトキサダ。
も、何度も脱走を繰り返して手を焼かせている様子。
野獣そのものなこの男を止める手立ては皆無の模様w
施設を訪れた由希奈の妹と初コンタクト。
この妹がかわいいですね。
由希奈もですが、口をひょっとこみたいに曲げた表情がいい。
すねたり困ったりしている気持ちがそれだけでよくわかります。
そして妹御が連れ去られてからの救出までの下りを経て、
なんと!な由希奈たちの家での居候生活のスタート!
これは楽しみw
感想としては、このテンポは絶賛すべきじゃないかという上手さ。
1話で謎とバトルの質の高さを見せ、2話で由希奈とのキズナを確認
3話でトキサダという男の魅力を広がらせながらほっこり展開
話しがおもしろいかは人それぞれだから別として、運びとしては完璧じゃないかなと。
来週、バトルとか派手なシーンがなくても十分に楽しめそうでわくわくです。
結局、異世界人との交流てのが醍醐味なんですよね。
Gateしかり、アウトブレイクカンパニーしかり。
この手のネタは何度見てもおもしろいw
{/netabare}
4話~ 今週はカレーライスとの大一番です!
{netabare}
由希奈の家に居候が決まったけんのすけの日常回。
晩ご飯で食べるカレーライスに目がぱちくりしてて笑えました。
戦国時代にはなかったですもんねw
転生物アニメは異文化交流がお楽しみポイントですが、
これだけ増えるとやり尽くされた感もあるけど、いい味だしてます。
Gateの牛丼を思い出しましたw
話的には進展もなく、のんびりしたものですが、
やはり妹の小春ちゃんがいいですね!
お母さんから頼りにしてるからねと言われて、大きな泥舟に乗ったつもりで! とかw
これは完全に沈みますね!
さて、来週からどうなるか?!
{/netabare}
ちなみに舞台の黒部ダムですが、実はこのダムは3つあるんですよね。
山奥すぎて開発不可能と言われた場所なんですが、当時の電力不足から開発が決定するも、
あまりの難事業で作業現場は地獄絵図のようだったといわれています。
地盤の問題もあるんですが、160度を超える温度の岩盤に囲まれた熱との戦いにはじまり、
岩盤のスキマから流れ出てくる100度レベルの熱湯に腰までつかっての作業が普通で、
屈強な男たちでも20分ともたなかったとか。
そのあたりを詳しく描いた小説『高熱隋道』も機会があればお読みください。
おもしろいですよ~