Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
烏野高校の横断幕に書かれた文字が、今この瞬間に起きている出来事・・・
目の前に立ちはだかる青葉城西高校 及川の高い壁に阻まれ崩れ落ちたインターハイ予選・・・
流したたくさんの悔し涙・・・決して忘れません。
そして・・・春高予選でリベンジするために烏野高校が舞い戻ってきてくれました。
賢くて狡猾で・・・翼が折れない限り何度だって大空を舞う烏・・・
今度はどんな熱いドラマを見せてくれるのでしょう・・・2期の放送が決まったのを知り、とても視聴を楽しみにしていました。
まず最初に目に飛び込んできたのが、マネジャーの清水さんが新しいマネージャーを探し始める姿です。
泣いても笑っても3年生には最後の1年・・・これから先の戦いが、どれも背水の陣である事を思い知らされます。
選手は目の前の勝負の事だけ考えていればいい・・・だけど、マネジャーは色んな仕事を覚えなきゃいけないから、一朝一夕でできるモノではありません。
だから、早め早めの準備が必要なのも分かります・・・
でも、清水さんの言動が巣立ちの準備をしているようで・・・見ていて寂しさを覚えました。
それでも新しいマネジャーの谷地さん・・・清水さんとタイプが真逆ですが相当可愛いです。
思っていることが顔や時には口からも出てしまう素直な性格の持ち主・・・
その素直さが災いして自らで壁を作ってしまっていました。
その壁は自分には乗り越えられないとても高いモノ・・・とばかり思っていましたが、答えは別のところにありましたね。
彼女のこれまで見えていた世界を一変させたのは、日向のたった一言・・・
こうして動き出した彼女ですが、私と涙腺ポイントが一緒だったのは嬉しかったですね^^;
試合に出られる選手は、恩返しをする義務があると思います。
それは、試合に出たくても出れず、一生延命応援してくれる仲間に対して・・・
練習の時にボール拾いや片付けなど、選手を縁の下で支え続けた仲間に対して・・・
選手が試合に万全な状態で出れるようサポートしてくれたマネジャーに対して・・・
これから手に入れようとしているのはお金じゃ決して買えない勝利・・・
その勝利に向けて尽力してくれたコーチや監督に対して・・・
そして、ここまでスポーツを続けさせてくれた親に対して・・・
どんなスポーツでも一人じゃできません。
色んな人に支えられながら続けてきた事に気付きます・・・
そのお世話になった皆んなに恩返しできるのは勝負に勝つことだけ・・・
だから観客席の声援も全部見方にして、これまで以上にボールを追いかけて・・・拾って・・・繋ぐ・・・
そうすれば、仲間が絶対フォローしてくれる・・・だって同じ目標と義務を背負っているんだから・・・
苦しくなったら横断幕を見ればいい・・・今やらなきゃいけない事が書いてあるから・・・
スポーツの根底で脈々と流れる熱い思い・・・これらを全部ひっくるめで烏野のバレーが再び始動していきます。
勝負に勝つためには・・・強くならなきゃいけません。
サーブ、レシーブ、スパイク、ブロックなど、バレーボールには攻守に渡り様々なプレーがありますが、烏野が求めたのはリーム全体の底上げ・・・特に長所を伸ばす事に注力しました。
一旦相手に意識させれば気にせずにはいられない・・・そんな攻撃の多様性を結果的には追い求めた形になるんだと思います。
でも、全体的な底上げ・・・文字で書くのは簡単ですが、実行するのは至難の技です。
烏野の皆んながその壁をどうやって乗り越えたか・・・それは本編でご確認下さい^^
それらの取り組みを経て・・・春高バレーの予選が始まります。
1回戦:扇南高校
2回戦:角川学園
3回戦:条善寺高校(インターハイ予選ベスト4)
準決勝:青葉城西高校
トラブルやアクシデントもゼロではありませんでした。
目指すは、たった一枚しかない全国大会への切符・・・よそ見をしている場合ではありません。
そして彼らの奮闘の様子は・・・是非本編でご覧下さい。
激アツな戦いが目に飛び込んでくる事と思います。
オープニングテーマは、SPYAIRさんの「アイム・ア・ビリーバー」とBURNOUT SYNDROMESさんの「FLY HIGH!!」
エンディングテーマは、Galileo Galileiさんの「クライマー」と、tacicaさんの「発熱」
2クール25話の作品でした。
テッペンを虎視眈々と狙い続けて、烏野のメンバーはここまでやってきました。
試合は毎回鳥肌モノで、学生時代にスポーツをやっていた頃の気持ちを思い起こしてくれる作品です。
そして、2016年の秋からは3期の放送が決まっています。
春高バレー予選決勝は全国レベルの白鳥沢学園高校・・・もう今からドキドキです^^