タック二階堂 さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
いったい何を伝えたかったのか…
詳細は公式でも。
「あの花」の岡田麿里さん脚本、「ガルパン」「SHIROBAKO」の水島努監督が手掛けたディオメディア制作のミステリーアニメです。
こうした豪華スタッフで製作発表されたから、放送前にはファンクラブ「後援会」が立ち上げられ、クラウドファンディングでなんと1,095万円も寄付が集まるほど大きな期待をされた作品でした。
興味本位で参加した胡散臭いバスツアーで合流した若き30人の男女。ツアーの目的地は納鳴村(ななきむら)と呼ばれる存在が定かではない幻の村。この『納鳴村』では現世でのシガラミに縛られないユートピアのような暮らしができる……と都市伝説のように囁かれていた。
現実の世界に絶望している…退屈な日常を抜け出したい…人生をやり直したい……。
それぞれの思惑や心の傷を抱えた30人を乗せ、バスは山奥深くへと導かれてゆく……。
そして30人が行き着いたのは、朽ちつつも微かに生活の匂いが残る無人の集落だった。
30人につきつけられる『納鳴村』の真実とは? 1話たりとも見逃せない! 謎が謎を呼ぶスリリングな展開!
閉鎖された村での人間模様と主人公の心の葛藤を描く、前代未聞の群像アニメが幕を開ける!
(公式より)
というお話です。
なんか痛い人達が集まってバスに乗って、現代社会から都市伝説の村に逃げるということらしいのですが、とにかく登場人物が多い。
しかも、それぞれがハンドルネームだから、初回だけでは誰が誰やら覚えられるものではありませんね。
まあ、少しずつキャラクターが見えてくるのでしょうが。
初回でとにかく不安だったのは、EDが3枚の止め絵だったこと。これ、まさかED動画できていないの? 万策尽きちゃったのぉ?(´・ω・`)
大丈夫かしら?
とりあえず、様子見で。
==========第2話視聴後、追記です。
{netabare}
動かなくなったバスを置いて、みんなでナナキ村に歩いていきます。
何というか、僕はバスの運ちゃんのほうが年齢が近いので、こいつらの胸糞の悪さが鼻につきます。
で、無人の村を探索し、いろいろあってイルマニア(「月曜から夜ふかし」の)みたいなのと、ゲロインが行方不明となると。
まあ、登場人物がもう少し絞られて来れば、ストーリーの骨子を見えてくるんでしょうけど、今んとこキャラがハッキリしてるのは、主人公とスピードスター、ゲロイン、イルマニア、こはるんぐらいなもんでね。主人公をたぶらかそうとした女の子2人も、何が目的なんだか分からないし。
こうやってずるずる観せられるのかもですが、もう少しお付き合いします。
{/netabare}
==========第5話視聴後、追記です。
{netabare}
制作者の狙いなのかもしれませんが、ここまで来ても具体的に何か事件が起こったかどうか、観ているほうにはまったく分からない展開。気になるというよりイライラしてきます。
起こったのかどうかも分からない事件について、たくさんの登場人物が、それぞれの思惑で好き勝手に言い合い、行動します。しかも、ほとんどがまともな人間ではないので、なんというか支離滅裂です。
今回は、公民館みたいな場所で議論というより言い合いを延々続けるという。面白いんだか、そうでもないんだか判断付きかねる作品です。
{/netabare}
==========第6話視聴後、追記です。
{netabare}
クールの折り返しで、ようやく何が起きているか見え始めましたが……。
各々のトラウマが襲ってくるってことなのでしょうけど、それがまたなんともチープで。DVの親父(和尚)、レンジャー養成学校の入学のために背を伸ばすこと(シリコン)、イジメを受けた時の蜂の巣のハチ、仕事の発注ミスの玩具……。よくもまあ、こんなにありがちの設定のトラウマを用意したものです。
なんというか、正体が見えたら逆に面白くないという結果に。うーん……。
{/netabare}
==========第7話視聴後、追記です。
{netabare}
真咲を幽霊にして、魔女裁判をするという話です。
ある種の集団ヒステリーみたいな展開です。
とりあえず真咲の口から何が語られるのか、そこまでは観ます。それ次第では、視聴断念もあるかも。
最悪のシナリオは、全員が幻覚とかそういうまとめ方。いずれにせよ、完走しても一定以上の評価はできそうもありません。
{/netabare}
==========第8話視聴後、追記です。
{netabare}
全部話すと言いながら、分かったのは彼氏なんだか従兄弟なんだか分からない男と一度ナナキ村に来て、戻れたってことだけ。そりゃ怪しいって思われて当然だが、幽霊って思わないだろ普通。
盲目的に庇う光宗もなんだかだし、それに固執するスピードスターもなんか……。
謎で引っ張るのは狙いなんでしょうけど、こうも何が目的だかも分からない状況のまま8話まで引っ張るのは、イライラこそすれ、面白いとは決して言い難いです。
{/netabare}
==========第9話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
ヴァルカナたちを襲ってきたのは氷結でした。
あっさり捕まって泣きますが、矢で襲うよう指示した人の名前は言いません。
光宗、真咲、颯人でトンネルの先に行きます。相変わらず、真咲は何ひとつ要領を得ない返答します。別の村を見つけ、真咲はトイレに行くと言って逃げます。そのちょっと前に光宗に優しくされて赤面していたのに。
颯人のトラウマが語られます。親の操り人形のような人生に嫌気が差し、光宗に俺の言いなりのままでいろと言います。それに立腹した光宗は颯人を振り払い、出ていきます。その道すがら、真咲が逃げるときに落としたリボンを拾います。そして、ヴァルカナにばったり出会います。
{/netabare}
あー、もう説明めんどくさいのでやめます。
何ひとつ行動に脈絡がないというか。あえて真相に関わることを無理やり隠そうとするから、すべてがおかしなことになってます。
えらい高さの崖から滑り降りてケガひとつない光宗。リオン、まいまい、ナンコを矢で襲ってきたジャックを突き飛ばしたのは、まさかのここへ来て新キャラw
もう、どうするつもりなんでしょうね、オチは。
面白くもないし、イライラするだけなのに、オチを観ないで断念するのも癪だという、制作者の思う壺。腹立たしいったらないです。
{/netabare}
==========第10話視聴後、追記です。
{netabare}
ナナキ村について、ある程度の謎が語られる小謎解き回です。
狙いなのでしょうけど、これをやるのまで少し引っ張りすぎです。要所要所でプチ謎解きを入れていれば、ここまで酷評されることもなかったような気がします。
逆に明かさないなら明かさないで、もう少し上手くできたのではないかと。まあ、遅かったとは言え、今回は一定の評価をします。なんやかんや完走しそうです。
{/netabare}
==========最終話視聴後、感想です。
{netabare}
そうですよね。
人は誰もが置いていきたいトラウマがあります。その人に見せたくない過去の傷から立ち直ることこそ成長であり、ナナキを断ち切って、生きていかなければならないんですよね。うんうん。
なんてことを言うとでも思いましたか?
とにかく長々と、よく分からない謎を引っ張り、ラスト2話で帳尻を合わせようとしましたが、そうとう無茶をして力技で終わらせようとした感じです。
何、いい話風にまとめようとしてるんですか。
今期、完走した中では間違いなく最低でした。観直すこともありません。
{/netabare}