「ブブキ・ブランキ(TVアニメ動画)」

総合得点
59.8
感想・評価
347
棚に入れた
1563
ランキング
6128
★★★★☆ 3.1 (347)
物語
2.9
作画
3.3
声優
3.2
音楽
3.3
キャラ
3.1

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ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

チーム組んでの超人バトル系。独特の世界観と敵のドラマ良し、主人公側が非常に分かり難い。

CGに定評のあるアニメ制作会社・サンジゲン初のオリジナルアニメ。1期12話ですが続編ある模様。
ジャンルはロボット要素もある超人バトル系でしょうか。
独特のファンタスティック世界観や勢いはありますが、話がかなり分かり難かったです。
…後半~終盤にかけて主人公の敵陣営のドラマは良く、やや盛り返している感も。
2クール目の内容次第では、期待できるかも?

{netabare}『物語』
この世界にはブランキという生命体とも兵器ともつかぬ存在あり、このブランキを起動するには各々の心臓や人体部位を司る「ブブキ使い」達がチームを組んで、他のブブキ使いチームと抗争する感じ。
ブランキが世界の命運を決める独特の世界観の元、ブブキ使い達の群像劇とバトルが繰り広げられる…

話が分かり難い、というよりも、中々キャラの方向性が見えない感じ。
実は話自体は決して難しくは無いです。主人公・東(あずま)は母を探す、チームメイトでライバルの柊は失った父の誇りの為云々。
そのハズなんですが、何故だか混乱する…。
問題は設定や話のややこしさではなく、主人公側に中々共感出来ない事か。
チームワークや精神的成長が大事となる設定、その割には主人公側の成長劇としてはイマイチでした。
東チームと四天王の個別戦でキャラ事情を掘り下げてますが、正直どちらが勝っても負けても(この時点では)どうでもよい。
延々と嫌味な精神攻撃は基本!とやられても辟易します。
東チーム同士の絆を深めるイベントや、各キャラを立てるセリフ回し等工夫がほしかった。

※ここら辺、「Gのレコンギスタ」等の冨野作品は巧いです。
話やキャラが迷走してても「何となく?」ストーリーやキャラクターにのめり込めるので。
東チーム同士、もっと喧しく会話させると良いと思う。(冨野節)
例えば「灰と幻想のグリムガル」とか、喧しく会話の中でキャラ立てたり関係性が際立つので。
礼央子陣営はエキセントリックかつ子供チームとは噛み合ってないので、両者の煽り合いはあまり意味がありません。

中盤以降、礼央子陣営の他にアメリカやロシアチームも参戦して三つ巴四つ巴に。
それぞれキャラが分かってくると面白くなってきましたが、今度は主人公側が地味に。
礼央子様と四天王の過去回想で絆や想いが分かりつつ、本筋のストーリーが繋がってくると、尻上がりに面白くなってきたか?

後から振り返ると、序盤~前半も悪くないような気はしますが、でも再度視聴して序盤から観る気にはなれない。
それでも後半盛り返している感はあるので、続きは期待したいです。


『作画』
流石はサンジゲンの十八番なCG作画の戦闘シーンは良かったです。
キャラデザはやや好みじゃない。

『声優』
黄金ちゃんの小澤亜李さんの「右手ちゃん」呼びが光ってました。
礼央子陣営に実力派多し。

『音楽』
主題歌は勢いとテーマに沿っていたのでは。好みでは無いです。

『キャラ』
主人公側が地味でした。各々の目的や葛藤は四天王戦で浮き彫りにされていたものの、ここら辺の描写があまり楽しくない。
黄金ちゃんと右手ちゃんは可愛かった。

万流礼央子と四天王の大人組の方が魅力あり。最年少でも35歳、大人同士のやりとり良い感じ。
単なる悪党ではなく絆で結ばれた関係良かった。

アメリカチームのリーダーは好感持てる。
ロシアチームリーダーは分かり易いゲス、敵として悪くない。{/netabare}

投稿 : 2016/04/08
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サンキュー:

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