にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とても良く練りこまれた作品でした。
全く内容(あらすじ)を理解せず観てしまった私・・・
1回目観た時は、とても衝撃的でした。
正直、日常系ほのぼのアニメと思っていた。
「ゆゆゆ」のように、いい意味で裏切られた感がありましたが、
個人的には気に入って3回連続で観てしまいました。
まず1回目観た感想。
{netabare}第一話の平凡な学園生活。
学園生活部に所属している、ゆき、りーさん、くるみ、みーくん。
そして、顧問のめぐねぇ。ペットの太郎丸。
平凡な日常生活はゆきの視点の妄想だと気付く1話ラスト・・・
あまりにも衝撃的で言葉を失った。
2話3話、物資を取りにゾンビのいるバリケードの外に行ったり、
くるみの過去が赤裸々になる回・・・
めぐねぇの視点から、もっと早くに気付けたかもしれない事態ではあったが、気付いてももう遅い。
くるみの片思いの先輩がゾンビ化・・・倒すシーンは心がえぐられるようだった・・・
4話5話は、みーくんが学園生活部へ入るまでの話。
そして、「ねぐねぇって誰ですか?」のくだり・・・
嘘でしょ?めぐねぇってもういないの?いままでのは?
6話7話8話9話で学園生活部を作った流れや、めぐねぇの死の真実、
また、重要な金庫の鍵なんかが見つかって、
嫌な予感・・・嫌な展開に突入・・・
ただ、やはりゆきには気を使ってなのか、平凡な部活動続行している所が
なんとも言えない感情にさせてくれる・・・
10話11話12話・・・
太郎丸がいなくなり探しに行くくるみ・・・
地下にいってみるとそこにはゾンビ化しためぐねぇ・・・
もうやめて・・・観ていられなかった・・・
負傷したくるみに、みーくんが薬を取りに行くと・・・
りーさんは、くるみとの約束を守り、くるみを殺そうか悩む・・・
そこに覚醒したゆきちゃん・・・
すべてを思い出して、ねぐねぇにさよならを告げる・・・
薬の効果でくるみは助かったけど、太郎丸は難しかった。
太郎丸はゾンビ化してもなお、ゆきを助けてくれた。
私、超号泣しちゃったよ!!!
{/netabare}
1回見て、ある意味の絶望と、面白さを痛感し、再度視聴。
2回目以降の感想
{netabare}まず、1話でさりげなく校庭にソンビいるやん!!!
屋上にめぐねぇの墓あるじゃん!!!
うっすらだけど、窓ガラス割れてる描写あるじゃん!!!
私びっくりした。
ちゃんと観ていたのに、見せない工夫、ネタバレさせない工夫がされている。
この作画すげぇ!構成がすげぇ!
2話3話みていても、たしかにみんなめぐねぇと言葉交わしていない。
ゆきが「めぐねぇ」といって皆も合わせている。
みーくんだけは、若干「いない相手に」っていう抵抗がある感じが表情に出ている。
なんで気付かなかったんだろう・・・
また、OPやEDの変更にも気付かされた・・・
1話ではサバイバル感をなくした映像になっているが、
2話以降は、ゾンビもしっかり写っているし学校も汚い。
また、主要人物がゾンビ化した次回は、その人物がOP内でゾンビ化していたり、消えていたり・・・
背景色も濃くなっていったり・・・
学校自体も青空だったのに回を増すごとに、夕暮れになっていってる。
些細な変更が、とても緊迫感を与えていた。
{/netabare}
BGMの使い方もとても素晴らしいと思った。
私は「日常系」を見たかったのに・・・裏切られた作品にこんな感動するなんて・・・
このアニメは2回以上観たほうがいい。
1回見終わってから、2回目観ていると、また違った感想を持てます。
ネタバレ知っているからこそ、いろいろ気付ける。
すごいアニメ構成だ。
とっても面白かった。大満足。