どらむろ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
スピーディーで痛快な銃撃カーアクション!45分間でテンポ良く楽しめる良作OVAです。
45分で1話完結のOVA作品です。タフなアウトローの運び屋ビーン・バンデットと、相棒の美女ラリーが、警官隊や誘拐犯相手に超絶ドライビングテクとトンデモギミックな車で大暴れ!
…シティーハンターを悪(あく、じゃなくてワル)寄りのアウトローにして、流血やバイオレンス加味した感じの作風か。
45分間で起承転結分かり易く、無駄の無いテンポの良い快作。80年代OVAの中でも上位に入る。
あにこれ1989年冬アニメで3位と(マイナーなこの時代にしては)人気作品、現在でも通用します。
{netabare}『物語』
金さえもらえば非合法でも何でも運ぶスゴ腕の運び屋ビーン・バンデットと相棒の美女ラリーが、富豪のお嬢様(可愛い幼女)誘拐に関わる陰謀に巻き込まれていく。
アメリカンなアウトローな雰囲気、分かり易い…上に意表突かれる展開、そして見所は白熱のカーチェイス!
ビーンの超絶ドライブテクとボンドカーばりの超ギミックな車が凄い。
カーチェイスも単に派手なだけではなく、操縦シーンを繊細に描写しており、車にあまり詳しくはないですがかなり引き込まれました。
一度誘拐犯にハメられて、警官に追われつつ、さてどうやって真犯人探そうか?
…と思いきやアッサリ見つかるテンポの良さ好き♪
敵女ボスは子供虐待する外道、こいつを追い詰めるビーンの方がまるでターミネーターめいてコワイ!
ラストはちゃんとインガオホー!(悪い奴はちゃんと滅ぶ)でスッキリします。
ビーンは決して邪悪ではないのですが善人でも無いので、悪党に慈悲は無い。
でもキャリーとチェルシー(幼女)には優しいので、そこも清々しいです。
45分過不足無くテンポ良く飽きさせない構成良かったです。
欲を言えば、チェルシーちゃんと、もっと交流があれば尚良かったかも。
とはいえ80年代末のOVAの中では上位に入る面白さでした。
『作画』
女性陣のキャラデザは結構可愛くて現在でもヒケを取らない。
幼女のチェルシーちゃん可愛かった。
カーアクションの細かいギミックと疾走感はかなり凄い。
流血要素あり。
『声優』
ビーンの田中秀幸さんのイケボ素晴らしいです。
松井菜桜子さん、小山茉美さん、林原めぐみさん、本多知恵子さんと女性陣も豪華。
鬼警部の故・富山敬さんも絶品でした。
『音楽』
アメリカンな雰囲気演出するBGМも本作の魅力か。
ちょっと私の好みではないのですが、本作のファンからは一番の評価点の模様。
『キャラ』
アウトローな運び屋ビーン・バンデッドかっこいい。
決して善人ではないけど子供に優しいのは良きヒーローでした。
不死身っぷりにはビックリ。
相棒の美女ラリーは中々可愛い上に銃の腕でビリー以上の強さ、頼れました。
この手の相棒ヒロインは足引っ張るケース多い気がしますが、戦場で背中預けられる女は滅多にいねえ!(ベルセルクのガッツ)
11歳の美少女チェルシーお嬢様かなり可愛い♪
キャリーちゃんも健気で可愛かった。
女悪党セマーリンはしぶとい悪党でしたが、子供虐待はあかんなぁ。インガオホー!
ビーン逮捕に執念を燃やすパーシー警部は銭型警部っぽくて笑えました。
チェルシーちゃんのパパが善良なのも後味良い。{/netabare}