退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
犯人当て作品の宿命ですかね。
基本的にミステリーチックな作品で、犯人出てくる系のモノって大体視聴者は序盤で犯人分かるっていうね。
これが某古畑的な作品だったら、トリックを考えるんでしょうけども。これはソッチ系じゃないので。
キャラ数とかみて、考えていくと絞り込めちゃいますからね。
なので、若干犯人を捜している登場人物が滑稽に見えてしまったり。
いや、これで最終話、ラスト10分辺りに全くの新キャラが、急にドヤ顔で出てきて、犯人ですとかなったら、
「「「お ま え 誰 だ よ ?」」」
っていうツッコミが入っちゃうのでしょうけども。
そんなんだったら、ある意味斬新と言えば斬新ですけれども。ある意味トキメいちゃいますけれども。
とはいえ、本作のメインは悟くんが運命に抗うお話しがメインかと思われるので十分楽しめました。
失敗してもめげない彼の精神。
最初は踏み込んでいく事を恐れていた彼が頑張る姿に心を動かされました。
特に、意識不明で10年位でしたっけ?眠って、起きた終盤がわりと好き。
加代ちゃんが大人になって幸せな姿を見た彼が、記憶を失ったのにも関わらず、知らず涙する場面。
ジーンときた。
彼がやり遂げた偉大な事。それはかつて不幸だった少女に笑顔を与えた事。
「僕だけがいない街」。でも、それは「僕」がいたからこそ訪れた風景。
タイトルとの絡みが大変秀逸で唸ってしまいました。
それにOP・END共に好きで必ず最後まで聞いちゃいました。
原作未読でしたが、これは原作買わねば。