過たる さんの感想・評価
3.3
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あにめたまご2016 あらすじ、感想
原作は宮沢賢治の『風の又三郎』
・あらすじ
主人公の孝一は小学生ほどの年齢で、
学校のクラスメイトにはクマやウサギやカメ、ミミズがいて一緒に学んでいる。
日本語で会話しており、先生や周りの大人は人間なので
このクラスが特殊なのだろう。
高田さんという転校生が編入した。登校時、突風で帽子が飛ばされた。
風が強い日で、不思議な雰囲気を醸していたためか
クラスメイトの動物たちは風の又三郎ではないかと噂する。
高田さんは、風神と偶然ぶつかり風を生み出す羽根を拾う。
風神は飛んで行ったはずの帽子を被っていた。
高田さんは始めクラスの動物たちに嫌悪感を持っていたけれど、
羽根を使ってトラブルを解決するうちに孝一や動物たちと打ち解けていた。
ある日、下校時に雨が降り、二人は走って孝一の家に雨宿りに向かう。
雨が酷いので、高田さんを泊めることになった。
朝方、高田さんの父親が車で迎えにきて、予定が繰上り転校することに。
始めは田舎はイヤだと愚痴っていたが、名残惜しそうな様子。
高田さんが登校することは無かった。
孝一は普段なら動物と遊んで過ごすところを席に座り茫然と過ごす。
風神が落とした羽根は、高田さんの机にあり
放課後、風神が突風と共に現れ、帽子と引きかえに持ち去っていった。
・感想
ボーイミーツガールというか、小学生男子が恋を自覚する前の、名前の無い感情を作品から感じ取れた。
3Dを使って2Dを描いたような作画で、違和感なく馴染んでいて凄いなと思う。
ただ、オチが消化不良。原作もそんな感じで、何でこれをやろうとしたんだろうという感じ。
高田さんの父親が送電線で作業するシーン必要??云々