退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
衝撃のギャップ。
魔法少女と呼ばれるアニメへのアンチテーゼ的作品かなって。
魔法少女のイメージ(あくまで僕の中での)は、
憧れ、正義、友情、勝利、パンツ(ボソ
といった大体、「正」的な意味合いが強いと思ってます。
特にこのような絵柄ですから、尚更そういうアニメだろうと。
キュゥべえだって可愛いし。
それが蓋を開けてみたら、驚きすぎて言葉が出ません。
何なの、この恐ろしいまでのギャップ。
皆夢見る少女。それをことごとく食い物にしていくお話し。
もうキュゥべえが不気味にしか見えない。
最初可愛いと思ってたマスコットが、怖くてしょうがないのですけれど。
幸せになりたいと願う事は罪なのでしょうか?
何か(誰か)の為に頑張ってる人は報われちゃいけないのでしょうか?
確実な破滅を迎える少女。
それでも、それでも何とかしたい。あの娘を助けたい。
何も知らない彼女を救いたいと願うとある少女の姿に心が震える。
キャラクターを超えた女の子たち。
誰もが魅力的で誰もが幸せになって欲しいと心から思いました。
また戦闘風景。あの何だか不安になる空間。
可愛さとおぞましさが同居した世界。
魔女の中の魔法少女。っていう不安定な心象風景にピッタリと合ってるなって。
彼女たちの複雑な心が、そのまま反映されてるって印象を与えられました。
どこか狂っており、どこかしら正気な部分があるみたいな。
それに、三話のマミさんの銃捌きがカッコ良すぎる。
1~2秒位の描写だったけれど、何度も見返してしまった。
本当にこの作品に出会えて良かった。
心からそう思います。