ピピン林檎 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中盤までの微妙さに耐えて観終わってみれば、やっぱりいつもの岡田磨里さんのシナリオでした
初っ端の{netabare}「お城」のシーン{/netabare}から、かなり微妙な印象で、登場キャラにも作品世界にもサッパリ魅力を感じず、今回は外れを踏んじゃったかな?と中盤過ぎまでは思っていましたが・・・
やっぱり今回もマリーさんのいつものシナリオ健在でした。
TVアニメの「花咲くいろは」を初めて視聴したときもこんな感じだったことを思い出しました。
正直いうと、私が本当に好きなのは吉田玲子さんとかCLAMPの大川七瀬さんの書くシナリオ(←「絶対、だいじょうぶだよ」の魔法がかかっているシナリオ)なのですが、
岡田磨里さんの「私は・・・だと思うけど、・・・が・・・だと思うことを否定する権利は私にはなくて、それを再確認するのは哀しくて辛いことだけれども、でも、それをお互いに分かりあえたら、ホンの少しだけ嬉しくなる」みたいな、毎回変わらない裏の作品メッセージを、ふっと見せ付けられると「ああ、面白いな。見てよかったな。」と思ってしまいます。
微妙だった初っ端のシーンを終盤で見事に回収したのも流石でした。
取り敢えず初見時の感想は以上。
近々もっとじっくり再視聴したい作品です。