wonder_boy さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
君との思い出に...
来ました、俺の中では今期No.1作品。
原作未読ですがそぉとぉ面白そうなんで買います。
まず、何から誉めていいのかわからないので
先に誉めない所から始めるとするかな。
1話視聴後、何か作品内の空気や雰囲気が
独特すぎて理解できない感じでした。
物語としての内容も第1話としては
パンチもなく他の今期の1話と比べても
魅力が少なく特に惹かれませんでした。
でも何故か毎週一番記憶に残っているのはグリムガル。笑
そぉして2話3話と観て、
これはファンタジーとは、違う。
全然ファンタジー感がなく
生き物の命を奪うと言うことは...
と言うリアルな心理描写が衝撃でした。
今までで異世界モノでここまで
1から心の変化を描いた作品は
俺は観たことがなかったので
気がつけばもぉ、グリムガルに居ました。笑
{netabare}ゴブリン相手にして苦戦するのもリアルな感じで最高だよ。
ゴブリンだって殺されたくないから
やられる前に殺ってやるなんだから。
命を奪ったらランタみたいに震えて涙流したり
叫んだりみたいな反応が一番正常だ。{/netabare}
だって実際いきなりあんな現実ぢゃ見たことない生物が自分を殺しにかかってくるんだよ?
喰うか喰われるか。って思ってるよりきっと恐いよ。たかが殴り合いの喧嘩とは感情のレベルが違う。
相手の殺意が自分に向けられてる時に
踏み出せる奴なんてそうそう居ない。
でも死にたくないから抗うんだけどね。
とか話ずれちゃった。
そして4話!!
こっから急展開。転回。天界。笑
このあたりからグリムガルと言う作風が
ホントに凄い作り込まれているなと感じだしました。
毎回無意識に感じている。
グリムガルを観てると
自分がそこに居るみたいな
心がグリムガルの世界にあると言うか
なんか口ぢゃ説明できないんだけど
ホントに凄い不思議な感覚!!
けっして異常者ではないと信じたい。
それは1カット1カットの作画や音楽はもちろん
無音とセリフの"間"が魅せてくれている。
"あいだ"ぢゃないよ、"ま"だよ。
この中村亮介と言う人、今回初めて知ったんだけどやばいね。
グリムガルでは監督、音響監督、絵コンテ
をやりながら演出までしてる。
まぁA-1や他の技術スタッフのレベルが高いのも
当然ありますがこんな不思議な感覚は
技術だけでは出来ないと感じます。
灰と幻想と言うタイトル通り
灰(現実とかリアリティーみたいな?)と
幻想(ファンタジー、何か掴めそうで掴めないみたいな?)が
雰囲気で凄く伝わる、直接心にクる。そんな作品でした。
中村監督の制作に取り込む姿勢が
"原作に忠実に"ではなく『原作に誠実に。』
だそうです。←wikiより引用。
なんかそれが本当に分かる、伝わってくる名作です。
まぁ個人的には一番印象に残る(泣いた)シーンは
第8話の"君との思い出に"ですね。
{netabare}新しく加わったメアリィも含めてハルヒロ、
ランタ、モグゾー、ユメ、シホル
このメンバーがマナトのお墓の前で
正式な義勇兵の証をマナトの分まで買って
墓の上に置きハルヒロが話しかけるシーン...
このシーンはやばかった。本当にやばかった。
全てにおいて完璧なシーンでした。
もぉそれしか言えないよね。笑
ゴブリンスレイヤーと罵られても
全てはこの日の為。マナトの為。
マナトが守ろうとした仲間の為。
もぉ、鼻詰まってたのに通り良くなっちゃったよ。{/netabare}
ただ、このシーンの演出したの工藤進って人で
グリムガルでこのシーンだけ演出担当してるんだよね。絵コンテも。
このシーンだけは譲れなかったのかな?
それとも監督とかの強い願望でやったのかな?
まぁどっちにしろ完璧なシーンだったから
理由なんてどっちでもいいか。笑
本当いいもの観してもらいました。
絶対原作買う。約束。誰とだよ。
それにしてもユメ可愛かったなぁ。
小松さんと言えば戸塚だよね(俺がいる)
本当とつかわいい。
やばい、このままぢゃ止まらなくなる。
やっぱ関西弁的な女の子って
北海道の俺からしたら超理想なんだよなぁ。
小松未可子さんも三重県だから
一応関西っぽいのかな?笑
はぁ...理想の前に現実だな。笑
とまぁ、話が色々脱線しかけてきてるので
今回はこの辺でお暇させてもらいやす。
この作品に関わった全ての人に感謝を込めて。