ローズ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まさか日常系作品で感動できるとは【酷評気味】
人気作「けいおん」の2期目作品。
放課後ティータイムのメンバーは中野梓は2年、その他のメンバーは3年生へと進級し学生生活が始まるのであった。
1期目から続いて視聴すると不自然に思えるのが作品の長さ。
1期目は1クールで2年経過しているのですが、2期目は2クールで1年の出来事を描いています。
主要メンバー2年になってから梓が軽音部に加入するとしても、もったいない時間の使い方。
修学旅行や夏フェスなどイベントがありますが、制作者側としては失敗したところでしょうか^^;
さすがに学校を舞台に1年間を2クールにするのが大変だったのか、あまり関係の無い話もあります。
その代表格は律と紬の夏休みの1日でしょうか。
お嬢様の紬は律の紹介するお店が珍しいのか興味津々。
日常系作品を代表する作品としては当たり前の時間の使い方・放送回だったかな^^
個人的には、もっと受験生らしい勉強の部分を増やしてもらいたかったです。
どの大学でも進学できれば構わないという自堕落な考えだったら何も言いません。
しかし、目標としている大学は結構ハードルが高く設定されています。
いくら夏期講習や冬期講習などで頑張ったとしても、あの唯と律が合格できるレベルかどうか……
たしかに勉強をしていると示唆されている箇所が多くなりますが、もっと真面目に受験勉強をしないと志望する大学には入れません。
だんだんと過ぎ去っていく高校生活。
本作品は学年が上がり歳を取る設定のために最後に卒業が迫ってきます。
「けいおん」2期目の一番の見所は卒業式の梓のための演奏でしょう。
涙涙の演奏会。
制作者の思うツボなのでしょうが、どうしても目から汗が出てしまいます。
理想の高校生活を描いた内容。
楽器の練習もせずに演奏するシーンでは何故か上手くいくのは普通ではありえません。
音楽作品としてはダメな部分も多いですが、日常系作品としては十二分に満足できる作品でした。