ハヤブサ さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

限られた刻の中にある輝きを‥

‥評価修正しました‥
神回10話をもう一度観たくなってしまったためです。もう一度この作品に触れたくなった時点で、個人的に満点の作品。

その10話‥
アイラの告白「ツカサに大事なお話があるノデ‥‥‥中略
何よりもツカサの為に私はツカサから離れるべきだって決めたの！決めたのに…想像、してみたの‥将来、ツカサはどういう風に私のことを思い出すだろうって‥きっと悲しくて寂しくて冷たい…そんな私だけ…。いい思い出なんて１つも残っていない気がする。そんなの、そんなの私…嫌だ‥」‥ここで今井麻美さんの「朝焼けのスターマイン」のイントロ。
‥それが花火の様にあっという間の刻なのだとしても‥
‥傷つけ傷付く事よりも、その先がどんなに辛くても、消える最後の時まで今ある限られた刻を精いっぱい生きようと答えを出すアイラ‥
‥みんなの前で正々堂々と、真心の強いストレートをぶつけるこのシーンが好きです。
その強さ潔さ眩しさは素晴らしくて、限られた今あるこの刻の大切さを思い出させてくれる様な回です‥これがベタに感じなかった‥素直に感動できました。演出も良かったです。
そして、ツカサにとってアイラとの思い出は、プラスティックを超えて、嬉しくて満ちあふれて温かいものとして、生き続けていくのであります。‥改めて神回でした
‥また、二人を見守る仲間達の温かいまなざしが最高でした。

いつかのレビュー‥
１話目でいきなり感動して泣きそうになりました。掴みは満点で素晴らしかったです。その１話はその後の主人公とヒロインを示唆するものでした。
笑ありアイラの純粋さにやられたり、ほのぼの進みながらもその刻が近づいてきます。雨宮さんの演技が素晴らしく思いました。少し抑え気味ながら、アイラの困る、喜ぶ、怒る、悲しむが伝わってきて、感情移入しやすく応援したくなりました。声優とキャラはともに満点満足です。
OPED共に大好きで、アイラの表情が変わる演出も素晴らしかったです。最終話近く、残された時間がわずかな中、アイラが微笑んでいたOPは嬉しさ切なさのカオスです。今井麻美さんのEDはCDを買ってしまうほど気に入りました。あわせてジャケットの花火が素敵で、ミニドラマのハーブの話もホッコリよかったです。とにかくアイラが一生懸命生きてて、作品全体的が温かいんです。
‥限られているからこそ大切なんだと2人は答えを出します。そしてその思い出は至高になり、時に温かく、時に切なくさせるような心の中でずっと輝いていくものになるだろうと思います。プラスティックなメモリーズ(タイトル名もいいですね)だからこその素晴らしさを作中で表現している気がしました。
限られた中で、精一杯生きたその末に‥
見送る側の「ありがとう」も見送られる側の「ありがとう」‥１話から通じて、輝かしい温かなもので、それを思う時に‥心震えるしまたこの作品に触れたくなるのです。