ローズ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まっしろワールド
経営難に陥った女学校「私立結姫学園」と「私立各務台学園」の統合が検討されていた。
仮統合する事となり主人公の瓜生新吾(うりゅう しんご)達、各務台の生徒から選抜されたメンバーは結姫女子学園に登校するようになった。
学園の統合を快く思っていない結姫女子学園長の一人娘の瀬名愛理(せな あいり)などの反発もあり、はじめはギクシャクした感じだったが、瓜生を中心とした男子生徒達も受け入れられつつあり充実した学園生活を送る事となった。
ゲームが原作のハーレム作品。
ただし普通のハーレム作品と違うところは、ハーレムの現状に満足するのではなく、女性一人を選んでいる所にあります。
女性からモテモテになるハーレム作品は多いですが、その中から一人を選ぶという作品は少ないです。
この点に関しては好感が持てますね。
自称・野良メイドというキャラも登場しますが、これはどういう風に考えればいいのでしょうか。
確かにメイドキャラが登場する作品は多いですが、野良メイドという存在を使ってまでメイドを登場させる必要は無かったと思います。
学校が舞台の作品なのでメイドを生徒にしたかったのでしょうか。
せめて学校が終わってからメイド喫茶でバイトをしているぐらいの設定にしてもらいたかったです。
主人公の瓜生新吾はとても良いキャラ。
女性から好意を持たれるのが当然のような完璧ぶり。
実際にこのような良い人間がいるかどうかは疑問ですが、あくまでゲーム原作の主人公。
少しぐらい理想が入ってもいいですよね。
結姫女子学園の一人娘の瀬名愛理、
新吾の妹の瓜生桜乃(うりゅう さくの)、
メイドになる事を志しているアンジェリーナ・菜夏(ななつ)・シーウェル、
野生動物を保護している天羽みう(あまは みう)、
みう先輩に憧れを抱いている乾紗凪(いぬい さな)など、
作品に登場するヒロイン達は特徴があり魅力的。
全てのキャラから好意を持たれる新吾は罪作りな人間です。
ぱんにゃという新種の動物(?)も登場しますが、これはマスコット的な存在なのでしょう。
ぱんにゃがいなければ動物を保護する「ぬこ部」を登場させるのも難しかったのかな。
「ぬこ部」の代表を務めている天羽をすんなりと登場させるためにも、ぱんにゃの存在が欠かせません。
ハッピーエンドに終わるハーレム作品。
選ばれなかった女性キャラには酷ですが、一人を選ばないハーレム作品よりは現実的。
カップルになった男女キャラを応援したくなるような作品でした。