ローズ さんの感想・評価
4.0
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
進ぬ!電波少年
物語概略
主人公・丹羽真(にわ まこと)が、おばさん宅へ引っ越す事となり、家庭・学校などで出会う少女から好意を持たれるハーレム作品です。
内容は・・・かなり難解。
と言うよりは、一見しただけでは内容が訳が分からない作品です。
宇宙が、あーだこーだと色々な事を言いますが、あまり気にしないほうがいいです。
キャラクターをブリキさんという方が描いているのですが、ブリキさんの描く女性キャラクターに興味が持てなければ、観なくてもいいような作品です。
OP曲
「Os-宇宙人」
この曲は良いですね。
メインヒロインの一人の藤和エリオ(とうわ えりお)役の声を担当している大亀あすかさんが歌っているのですが、声の特徴を思う存分に活かした”電波的”な曲です。
コーラスの使い方、サビに入る前にドラムのダッダッダダダという叩き方など、とても上手に作曲をしているなあという感じがします。
そして何と言っても歌詞が素晴らしいです。
アニメ版では時間の関係でフルバージョンは聴けませんが、是非、フルバージョンを聴いて頂きたいです。
ボーカルがエリオ役の声優・大亀あすかさんなので、エリオから丹羽君に向けたラブソングとして歌詞を読んでみると、心にグッときます。
終盤の「あなたの事が好き」を繰り返す所などは、絶品です。
内容よりもOP曲の方を多く記述している・・・・・
こんなレビューじゃダメかなぁ、”リューシ”さん。
”リューコ”やっちゅーに!
ただ単純に、女性キャラクターを観ているだけでは退屈になってしまうので、個人的に裏テーマのような事を考えました。
その裏テーマとは・・・・・
{netabare}藤和エリオ(とうわ えりお)という女性キャラが登場します。
そのキャラに、一度、社会からドロップアウトした人間に対する日本における閉鎖的なムラ社会の性質が垣間見えます。
社会不適合者の烙印を捺された人間に対する差別・偏見があり、実世界に溶け込むように努力しても周囲の反応は冷たいまま、という印象を感じさせる作品であるように思えます。
こんなくだらない事を考えるなんて、ローズっていう人間は暇な奴だね、”リューシ”さん。
だから、”リューコ”やっちゅーに!!!{/netabare}