あしすと さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悪いのはどこ!?
原作未読です。
細かい設定は省きますが、主題としては「戦力が劣る者が戦力に勝る相手に対して、工夫で戦局をひっくり返す」話。
男性タッグがメイン主人公。まぁこれは珍しい。
ただ、ヒロインがすごく魅力的なキャラなのに、男性タッグを主軸に据えすぎていることで出番が少ないのが残念。
ラノベ原作作品はニヤニヤできるラブコメ要素をもっと露骨に入れてもいいと思う。
…というのは個人的感想(笑)
でも、以下はちょっと分析的感想。まぁそれだって個人的感想には変わらないんですけどね。
なんといってもこの作品の中で残念だったのは、「絵面の滑稽さ」
なんの特殊能力(異能的な意味で)も持たない歩兵2人がだだっ広い道を二人だけで行軍して巨大兵器を制圧してしまう点。
私は設定オタクではないので、理論うんぬんについて文句を言うつもりはありません。
シナリオ自体もワクワクする良いシナリオだと思います。
とにかく問題にしたいのは「絵面」です。
なんていうか、「大隊や中隊、百歩譲って小隊の中で、主人公2人がエース級の働きをしてオブジェクトを破壊する」なら、まぁ分かるんですよ。
でもこの作品の絵面が滑稽なのは「2人しかいない」からなんですよね。
自分は原作未読ですが、
・この絵面が原作通りのイメージを再現してるなら、原作が悪いと思う
・この絵面が全然原作のイメージと違うなら、監督さんが悪いと思う
・作画エネルギーの関係で大隊の描写ができなかったのなら、この作品をアニメ化することがそもそもの間違いだと思う
とにもかくにも、この作品の自分の感想は、「ワクワクするシナリオを絵面の滑稽さで台無しにしたもったいない作品」という感じです。