danくん さんの感想・評価

4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

奇妙な現象が起こる部活動の学園物語

〇物語
文句なし。自分が好きな物語であった。
最後まで飽きずに真剣に見ることができた
最終回み終わったときの消失感が激しかった。

〇作画
まれに雑なとこがあったが、表情も時と場合に合うように
描かれていたと思う。あまり自分は作画はきにしてないので
とりあえず画質よかったので文句はないです

〇声優
水島大宙、沢城みゆき、豊永利行、など個人的には
好きな声優がいたのでよかった。
どれもキャラと声が合うような声優さん達だった。

〇音楽
このアニメに合うようなOPやEDだったと思う
この分類に入らないかもしれないが、
EDの前奏に次回予告を入れるのがものすごくいいと思った。
より次作を見たくなるような予告であった。
今までで一番好きな予告だった(笑)

〇キャラ
このアニメは回が増すほどキャラクターの個性が
しっかりとにじみ出ていた。特に「永瀬伊織」には驚かされた。
彼女にも彼女なりの過去がり、
人に合わせてキャラを作ったり、その場に合わせてキャラを作ったりなど、本来の自分を表にださない女の子だった。
彼女は本来の自分を全く表に出さないでいたため本来の自分とは
何かわからなくなっていた。
ヒトランダム、キズランダム、カコランダム、など
回が進めば進むほど視聴者の自分から見てたら
みんながお互いのことを理解していると思っていた。
確かにお互いのことを理解していたが、
それは「永瀬伊織」を除く４人のことだ。
「ミチランダム」が起こると
彼女はどんどんとまた自分を見失っていった。
そのミチランダムの内容は自分が心で思っている思考が
ほかの４人の誰かに聞かれるということだ。
明るいキャラを演じていた永瀬伊織にとって
最も最悪な現象だったと思う。
本来の永瀬の姿を知った部員たちや、
本来の姿を知られた永瀬伊織。
どんどん崩れていく彼女の心の変化や性格を見ていると
視聴側の自分も心臓にとげが刺さるような痛みを感じた。
自分が見てきたアニメで
こんな個性的なキャラクターは初めて見た。
最終的には、部員の稲葉姫子や八重樫太一などが
永瀬伊織を良い方向へ導いていったので良かった。

〇思ったこと
この「ミチランダム」を見て感じたことは、
学校にいるときの自分と家にいるときの自分。
同性の人といる自分と異性といるときの自分。
友達といるときの自分と彼女といるときの自分。
顔なじみといる自分と初対面の人といる自分。など
大体の人は時と場合によって自分を変えて生きているのもであると
いうことがあらためて分かった。
ではそれの中の本当の自分とは何か？
このQuestionに対するAnswer…
それは、誰といようがその時の自分の姿がが本来の自分の姿で、
自分の考えていることが本当の自分が考えていることであり
それらが本当の自分の性格であるのだと思う。
などといったことを考えさせられるアニメだった。
スタッフ側で炎上していたが、そういうの関係なく
普通にいいアニメだった。
小説ではまだ続きがあるので見てほしいと思った。
自分は、あまり小説読むの得意ではないので
アニメで二期見たいなーと思った。
自分的にはアニメがあまり好きじゃない人とかに
進めてあげたい作品だと思った。