ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
サスペンス×タイムリープ
サスペンスとタイムトラベルを掛け合わせた良作アニメ。
{netabare}
なんだか理由はわからないが主人公は過去に戻る能力「リバイバル」を持ち、小学生時代に起こった連続児童誘拐殺人事件を阻止するために奔走する話。
何度か失敗するも、最後には成功をおさめる。その代わりに自らが15年間昏睡状態になってしまう(「僕だけがいない街」というタイトルの理由)。
悟は仲間の為に過去改変を頑張り、その悟(僕)だけがいなくなった15年の中で今度は仲間が悟のことをずっと気にかけていた。それが宝物だと言ったセリフが印象的だった。現に仲間の力を得て、勝利しハッピーエンドを掴んだ。
しかし、黒幕が先生ってのはやめてほしかった。加代のために尽力もして良い先生だと思ってたのに、ひどく裏切られた気分だ。
それが作者の狙うミスリードなのだろうけど、後に明かされる悪行のために善行をダシに使ったやり口はきたないと思う。「名探偵コナン」の黒幕がアガサ博士説のような後味の悪さが残った。
また、あの先生は殺人未遂でそれも初犯だとすれば、程なく世に戻って来るだろうし、なんだかなーと。でも最後の修正された世界では、悟が阻止したから実際誘拐殺人は行っていないわけだし、そういう意味では悟は先生をただ一人理解し、救ったともとれる。
黒幕が先生っていう設定は少し引っかかるけど、最終回はすごくよかった。ラスト、何も知らないアイリと再会するシーンは視聴者に希望を感じさせるナイスな展開だった。あのラストがあったので、先生のことは少し薄れた感じがした。
{/netabare}
OPもアジカンの懐かしい曲とスタイリッシュなアニメーションがマッチしてて、素晴らしいと思った。