シャベール大佐 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何も考えずに楽しめる娯楽アクション
「オブジェクト」と呼ばれる超巨大兵器同士による戦闘が戦争の勝敗を決める世界を描いたSFアクション。全24話。
だいたい2~3話で1つのミッションを描く形式。ストーリーは基本的にワンパターンで、主人公のクウェンサーとその相棒のヘイヴィアが、味方のオブジェクトのパイロットであるヒロインのミリンダを助けるため、軽口や減らず口を叩きながら、知恵と勇気を駆使して生身で敵のオブジェクトを撃破するという流れ。各エピソードとも、ミッションの舞台となる戦闘が起きている背景や、主人公たちが相手を撃破する方法の科学的理屈などがいちおう説明されますが、そのあたりは正直よくわからないまま観ていても特に問題なかったです。細かい部分に拘るよりも、軽い会話など登場人物たちのノリや、巨大な兵器を小さな人間が倒す爽快感を楽しむタイプの作品だと思うので、あまり真面目に観すぎないほうが良いかもしれません。
キャラは、主人公たちはかなり危険な場面に追い込まれても過度に深刻にならず、常に洋画の登場人物のような軽い会話を続けていて、そういうところは個人的には嫌いじゃないですが、危ないからヘルメットくらいは被ったほうがいいよ、などと思いながら眺めていました。ヒロインのミリンダはかなりかわいくて良かったです。(と言いつつ実は「お姫様」という通称ばかり印象に残って、途中までミリンダという名前も覚えていなかったのですが)
作画、音楽、声は普通に悪くなかったと思います。
作品の内容的には特に面白いというわけではありませんが、話のパターンが決まっていて何も考えずに軽い気持ちで楽しめるので、結構好きなタイプの作品でした。