にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リバイバルを経て・・・
久しぶりに観た、ミステリーアニメ。
過去に抱えた事件が、現代でも甦る。
ネタバレからの、作品に関して感想を書きます。
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売れない漫画家・藤沼悟は、「リバイバル」と呼んでいる特殊能力を持っていた。
その能力は、直後に起こる「悪いこと(事件・事故等)」の原因が取り除かれるまで、その直前の場面に何度もタイムスリップしてしまうというものだった。
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{netabare}母親との買い物中にリバイバルが発生、
このとき子連れの男の挙動に注目した母・佐知子は誘拐を未然に防いだことを確信し、
同時に1988年に北海道で起きた誘拐殺人事件の真犯人と同一犯であることにも気付いた。
真相を探ろうと、過去の友人を当たるが、真犯人も気づかれたことを察知し、
正体を伝えられる前に佐知子を殺害、死体の発見者である悟は犯人と勘違いされるけど、
突然起こるリバイバル・・・
目が覚めると、そこは、小学校の目の前だった。
小学生に戻された悟。
過去の事件の被害者は3人。まだ生存していた。
クラスメイトの雛月加代と杉田広美。
この子達を助けようと模索し、加代は虐待されている事実があることを知る。
加代の殺害を阻止しユウキさんも救うことを決意した悟は、
周囲と距離を置いていた加代と仲良しになりたいと・・・
周りには恋心と勘違いされてもめげない悟に、加代もだんだん心を開く。
加代が殺されたのはいつだっけ?曖昧な悟の記憶とは裏腹に、
合同誕生日の後、加代は行方不明になった・・・
{/netabare}
第一回目のリバイバル・・・
やはり助けられない。事件は解決しない。
観ている私からしても、悔しく、ハラハラさせられる展開であった。
そして2回目のリバイバル。
{netabare}クラスメイト・小林賢也を仲間に加わえ、探偵ごっこと称し、
事件が起こらぬよう、より慎重に動く。
まずは、犯人とされた「ユウキさん」のアリバイ作り。
そして、なるべく犯人から引き離すため、加代を悟自身が誘拐する。
無事に事件当日を乗り切り、信頼できる大人の手を借りて、
加代は児童相談所の計らいで、祖母の家で保護されることが決定。
また、他の被害者を助けるべく、なるべく一人にさせないようにと
友達になろうと試みる。
孤立しているクラスメートが危険と判断し、後を付けるとそこにはユウキさんの自宅の車が・・・
先生の計らいもあって後を追うが、先生の不可解な話に
「犯人は先生」と確信するも、先生の車で氷点下の湖に沈められてしまう。
{/netabare}
犯人の決定打が分かる回ではあったが、残りの2話。
{netabare}悟は眠り続けていた。15年間もの間。
見舞いに来る大人になった友達。
加代は広美と結婚し、赤ちゃんを抱いていた。
(私まで涙する瞬間だった。)
そこに、先生が登場。記憶が曖昧の悟を連れ出すが、
悟には記憶が戻っていた。
先生のよくできた悟死亡シナリオ・・・
悟は15年前の話をして、『「足りない何かを埋めていくのが人生」』
先生に父性を感じていた悟。
悟を生きがいにしていた先生。
結局、15年前の事件は時効だが、悟への殺人未遂で逮捕された、先生。
友達とも強力して、過去への柵もなくなった。{/netabare}
結局のところ、アニメタイトルの意味は
{netabare}11歳から25歳までの人生を失ってしまったが、
その失った時間そのものが僕の宝物で、
僕だけがいなくなった街で友達が僕のために人生の貴重な時間を割いてくれた。
それこそが僕の宝物。
{/netabare}
ということらしい。
個人的な感想をいってしまうと。
無難な最終回だったし、ハッピーエンドであった。
面白さが加速したのは、加代を助けるところまで。の、印象。
最終回・・・これでみんな納得なのかな?と思わせる・・・
もっとクライマックスは盛り上がる展開を予想していたが・・・
当初は、俳優さんが声優を勤めているという事もあり、
へったくそな声優だなと・・・世界観ぶち壊しだな・・・と
(あ、声に出てた・・・www)
ただ、作画はよかったと思うし、
次回へ続くまでの1話1話の終わり方は見事だった。
続きが気になって気になってしょうがなかった。
原作も読んでみようかな。
今期では、一番夢中になれるアニメだった。