ryon さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
重厚なストーリーに引き込まれる ダークSFミステリー
主人公は、自分の周囲に起こる不幸を回避するために偶発的に時間をさかのぼることができる「リバイバル」という異能力を持つ青年。
昭和63年の冬、北海道の小学校で起こる女児連続誘拐殺人事件が起点・主軸となって、現代と過去を行き来しながら、物語が展開していく。
主人公の小学生時代(孤独と友達、アジト、大人たちとの距離感など)がリアルに描かれており、女児誘拐殺人という非日常が、キャラクターデザインとも相まって、全編に暗く不気味な雰囲気を漂わせている。
原作では、主人公の抱くヒーロー像、ヒロインの夢、母親の愛、「真犯人」の過去などが掘り下げられており、キャラクターにそれぞれの哲学があり、より深みのある物語になっている。