かしろん さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
小気味良いお気軽アニメ
【全話見て 小気味良いギャグで気楽に見られる良作】
{netabare}引きこもりのくせにやたら社交的な主人公。
青髪ロング女神、黒髪ショートロリっ子魔法少女、金髪ドMグラマラス美女
の選り取り見取りハーレム。
ベタなギャグ。
魔法エフェクトなどは格好良いが、ありきたりな絵面。
大して内容のない物語。
こんな一笑に付されてもしょうがない内容で、良くここまで見れるものを
作ったもんだ。
はてさて。
現実世界から異世界に行くお話、というと
ひょんな事が切っ掛けで、
眼が覚めたら、
ゲームから抜け出せなくなって、
などなど。
この手の話の場合、
なんでそうなってしまったのか、
現実世界に戻る方法は、
これを仕掛けた黒幕の陰謀とは、
こういうのが絡んで、暗い話になりがち。
本作の場合、切っ掛けが死という重い内容ながらもその原因をギャグとし、
別世界への転生も、死後の世界での女神のお導き、と明かすことで、
その後の物語として暗い部分を残すこと無くギャグに集中出来るように
なっている。
そのギャグだが、軽いお色気を含みつつ、非常に小気味良く見せてくれる。
ショートショートなギャグを「このすば」というアイキャッチで区切りながら
見せるテンポの良さが心地よい。
だが、はっきり言って目新しさは無い。ベタ中のベタ。
「転生先に何か一つだけ持っていけるわよ」「じゃあお前」
どんだけベタなんだよっていう。
「一つ願いを叶えてやろう」「百個願いを叶えてくれ」
くらいのベタさ加減。
女性に手を伸ばしながらスティールスキルを使うとパンティを盗んでしまう
とか、本当にくだらないほどのベタさ。
本当にベタでくっだらないんだが、パッと見た目で特に捻ったところもない
絵面と相俟って、何の気無しにサッと見れてしまうのだ。
そんな本作だが、いただけない点がある。
それは、
この内容でギャグやるんだったら、他の異世界転生モノを徹底的に茶化せよ
と。
例えばだが、雪原で駄女神がデンプシーロールやるシーンがある。
なんでデンプシーロールなんだ?
両手に鈍器でも持って、
「16連撃は無理でも、1本6発の12連撃なら・・・」
とか言わせて、
「SAOかよ。
FF11白魔かよ」
みたいなツッコミを視聴者に入れさせる、くらいのサービスが欲しかった。
はてさて。
最初に書いたが、一笑に付されてもしょうがない内容なので、万人にお勧め
出来るようなものではない。
週に何本もアニメを見ている人向けの
「まぁ、お気楽に一服して下さいよ」
程度のお気軽アニメとして見れば、十二分に楽しめるとは思う。{/netabare}
2期決定とのこと。
ちょい前に流行った
「実は元々分割2期なんだけど、人気があるから2期決定、みたいに発表してやれ」
ってタイプではなく、急遽決定したようだ。
発表も1枚絵だったし。
ってことは、2期やるまでに期間が空く。
果たして、そこまでこの熱が続くかねぇ・・・