蟹チャーハン さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

中盤までの勢いはよし！　胸躍る物語として大絶賛ですが～

なんだろう。すごくまっとうな作品に思えて好感もてます。
異世界ファンタジーで最弱主人公を唄う作品は多いけど、
きちんと第一話では最弱してるあたりとかですかね。

安心して見られるというか、丁寧に成長劇を描いてくれそう
な気がして、一話目からすーっと作品に入りこめました。

レベル１の駆け出し冒険者ぽいけど、
それでも強くなりたい気持ちもあるし、
目の輝きは失っていない。

人を信じやすいところはあるけれど、
子供のような純真さでまわりを味方にしていく
魅力あるキャラ。

嫌味のない雰囲気で、つかみはOK！
といったところでしょうか～

ですが・・・　以下ネタバレ含みます
{netabare}
成長が急激すぎましたかね？

魔導書みつけて加速するのはいいとして、
中盤で立派な冒険者になってしまって
味気ないというか置いてけぼりというか。
１クールの中に詰め込みすぎた気がします。

とりま、リリのエピソードがよかったし、
強くなる課程でのミノタウロスと対峙するシーン！
あそこは燃えましたね～！！

ここまで強くなったか！
その闘志はどこからわくの？！

て感じで、気分はすでに最終回（笑）
クライマックスでくらくらです。

一太刀一太刀浴びせるシーンに迫力もあったし
生き残りたい気迫も伝わってきたし、
見事に勝利したときは感動もんでした。

ただ、その後がトーンダウン。。。
結局、英雄効果でチートぽく強くなってしまうと、
次にやることがどれも同じに思えてしまうんですよね。

強い仲間とパーティー組んで冒険にでかけて、
強大な敵を倒していく、、、
それはモンスターかもだし神様かもしれない。
わからんけど、基本路線はそこなんだろうなって。

別に他のアニメで似たようなのはたくさん見てるんで
仕方ないんですが、ここまで良い雰囲気つくれたアニメなのに
それはもったいないなぁ～と。

できればもっともっと苦労するベル君を見ていたかった。
一緒に成長したかった、と。（気持ちとして）

序盤、ベル君を庇護する女神ヘスティアが、
唯一の眷属ベル君のために剣をつくってあげたくて
影ながら努力したりと、ベル君とは違う物語の展開に
おもしろさを感じていたんですが、

それも結局は神様ルールの禁を犯して
ダンジョンにはいってベル君に同行しちゃうとなると
ちょっと違うような。。。

加えて、神様が人間に拉致されて木に縛られてて驚きました。
この世界では神は敬われてるのか？
なんなら勘違い程度で間違えて殺せたりしちゃうものなのか？

ラノベもアニメも創作物なんで、どうなっても自由だし
ありなんですが、なにかしら縛りはあった方がいいかもなと。

本来は結ばれないはずの眷属違いのあの子とも
最後は一緒になりそうな気がするし、
どのあたりまでご都合主義に走るのかな～と思っています。

勝手な思い込みでだと、あそこでヘスティアはダンジョン
に降りずに街に居残る展開の方がおもしろそうな～。

ダンジョンとは別で街では街で神様をめぐる事件でもおきて、
ヘスティアはベル君の帰りを必死に耐えて待つ・・・とかｗ

そこで一期が終わって、二期はよはよ！
続きが気になる～の方がおもしろそうかな。
勝手いってすみません。　あははは


※追記
ちょっと謎なんですが、はじめに４階層まで降りるために
許可をとってた記憶があるんですが、リリに言われるまま
10階層であるとか降りていくのは問題ないのかなって。
登山登録みたいなものか、アドバイザーとしての意見なだけか～

{/netabare}