HG anime さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
魔女狩りから魔女を護る
このアニメを知ったのは、灼け落ちない翼という曲を偶然聞いて聞き惚れてしまったことがきっかけでした。2013年からあにこれにきてアニメを観始めてからレビューも自由気ままに書いてきたのでいい加減使い古した文句ですが、「名作には必ず名曲が伴う」というのが持論ですし、そのように思っている人も多いのではないでしょうか。曲はそのアニメの内容に合ったものが選ばれるものだから、きっとこのアニメも『灼け落ちない翼』のような澄んでいて凛として強い、そんな内容かと予想していました。
まず目を引くのが白髪碧眼のなおちゃん。性格にも惹かれますね。シャーロットという題名からして、彼女の名前がシャーロットなのかと思っていました。主人公ゆうは序盤は本当に痛い奴だと思っていたし、なおちゃんも常にカメラで録画しまくっていてマナーのない奴だと思っていたけど、なおちゃんは理由あってそうしていたと分かって良かったです。ゆうも物語が進むにつれて好きになっていきました。他のキャラも本当に魅力的で、それぞれの能力が物語にとって欠かせない鍵になっていて驚きです。しゅんすけ兄ちゃんかっこよすぎるw 私は3人兄弟の長兄ですが、こんなかっこいいお兄ちゃんになりたいものですねぇ。
物語はとても秀逸かと思います。友達は「シャーロット?ああ、あのアニメは終盤の展開が早足すぎるのがなぁ・・・(´・_・`)」と言っていました。個人的にはそうは思いません。しゅんすけ兄ちゃんと再会してからはその後ずっとゆうが軟禁状態になるということになったことで一旦物語が行き止まりになりましたよね。そこから海外の敵が現れる事件が発生し、ゆうが海外の能力者の能力を吸収するという流れになることで少々拙速感があるように感じる人がいるのかと思いますが、別に私は自然な物語展開速度かと思います。
前半も好きですが、しゅんすけ兄ちゃんの登場からの物語後半の出来は本当によくできていると思います。タイムリープに光が必要、タイムリープするたびに視力を失う、ゆうは能力の奪取ができる・・・これなかなか思いつきませんよね。しかもそれらがうまくかみ合っているんですよね。笑いあり、涙あり、ドン引きあり、深みあり。大したものです。
最後にゆうが脳への負担で大切な大切ななおちゃんの記憶を失っていたのはぐっときました・・・でも最後のシーンは幸せそうで良かった
音楽は言わずもがな、サウンドトラックだけですでに一つの名作になっているとさえ言えます。特に前述した『灼け落ちない翼』、また『君の文字』、『Bravery you』。OSTより『想い』『朝』『団欒』『黄昏』『勇気』『活動日誌』『ブレイクタイム』『春の日』『絆』『平穏』『終わる夢』
かなり厳しめにみてこれだけ好きな曲が残ります。加えてZHIENDの曲もあるわけですわな・・・。まだそっちは全曲聞いてないのでコメント控えますけど。特に歌に関してはシングルよりも音質が明らかにいいので、一度サウンドトラックの方をBGMとあわせて聞いてみてはいかがでしょうか?
Angel beats!のスタッフが贈る、オリジナルアニメ第二弾Charlotte・・・個人的にはAngel beats!より好きですねぇ。ものすごい名作ですねこれ!
もっともっとも~~~っと評価されるべきです