oneandonly さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
家族を大切にしたいと想える作品
世界観:5
ストーリー:6
リアリティ:4
キャラクター:5
情感:9
合計:29
2学期が始まった。
朋也たち3年生はそろそろ進路を決めなければいけない時期だが、 朋也は自分の将来が見えないまま、
相変わらず渚の家に居候していた。 そんな中、秋生が隣街の商店街チームと野球の試合をすると言い出す。
(公式サイトより)
苦戦した第一期に引き続き視聴しました。しかし、3話まで見た後、多忙となり間をあけてしまい、久しぶりに見た4話がまた酷かったですね。
{netabare}部室の表札(?)のやっつけ感や、サッカー部員の絵に描いたような悪役ぶり、そもそも春原はサッカー部に戻りたいわけではないだろうに(こんな人間たちがいる部など戻る必要あるか?)、朋也らは戻すことに執着して玉拾いを始め、いじめられるのに耐える。訳がわからないよ。{/netabare}
ということで3話で暫定として出していた評価21点(2.8相当)を更に下げて19点になったのですが、{netabare}卒業して社会人となる9話あたりから物語のテンポが良くなり、16話と18話が神回。親になったことがある人は感動できると思いますし、家族への思いが強くなりました。{/netabare}
このあたりは次回予告まで神がかっていましたね(いつの間にBGMが変わったのだろう)。第一期の出来を思うと信じられない化け方で、18話終了時に評価が32点(3.9相当)まで上昇。「クラナドは人生」というこの作品を形容する大げさな言葉も納得。
しかし、{netabare}21話から22話(最終話)の展開はもやっと感あり。この流れで汐も死んでしまったら、物語として成立しなくなるし、だからと言って、夢落ち的に渚が無事な世界が始まるというのは都合が良すぎます(普通に、汐が助けられて、その世界線のまま終わってほしかったです)。勢いで杏編など見てしまえば、やっぱりギャルゲーだなと…。
ちなみに、最終話の展開に対する疑問は、ネット上の説明である程度解決しましたが、アニメだけではわかりにくすぎますし、納得感もあまりないです。
Steins;Gateのレビューでも書きましたが、パラレルワールド下では、バッドエンドも存在しているので、いいとこ取りをしただけと思えてしまうということです。
さて、今日は昔よく行っていた街に出かけてみて、風景が変わった所もありましたが、街の意識というものがあるのかなどに思いを巡らせてみたりしました。{/netabare}
評価が1.3も上下に振れた作品は初めてでしょうね。私は30話程度(10時間以上)退屈しましたので、すすめるべきか迷いますが、アニメファンを語るなら避けては通れない作品なのでしょうし、第二期中盤以降の盛り上がりが圧巻だったことはお伝えしておきます。
(2016.3視聴)