ビアンキ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
やっぱこういうコメディアニメの感想ってムズいわ。(見終わったので追記)
BS11にて全話視聴。
元ヒキニートの少年と、ヒロイン3人が繰り広げる異世界ファンタジーコメディアニメ。
全10話
では感想。
まず
本作の何が良いって、個性豊かなキャラクターと、そのキャラクター達が繰り広げる掛け合いが良い。
かつて死者の案内役だったが、現実で1度亡くなった主人公に、異世界に転生する際の「すごいアイテム」として異世界に引きずり込まれた知力以外は高い(駄)女神:アクア
相当の威力だが1度撃つと体力が尽きる爆裂魔法しか使いたくない(使えないとも言う) ロリっ子厨二病少女:めぐみん
美人で優しくて強そうだが、全く攻撃が当たらない上、真面目な態度から変態が見え隠れする役立たずなマゾ女剣士:ダクネス
そして、トラクターに引かれショック死(笑)した後、異世界に転生し第2の人生を歩みだした元ヒキニートオタク少年:カズマ
個性あるヒロイン3人と、 割と常識人な主人公が、ゲーム的なファンタジー世界でワチャワチャと楽しく会話しながらテンポ良く物語は進んで行く。
掛け合いの面白さ・テンポの良さや、その掛け合いのワチャワチャ感は
キャラクターひとりひとりの個性をしっかり生かしているところや
そもそもの脚本や原作のセリフ回し等によるところも勿論大きいのだろうが
声優の演技によるところもかなりデカイと思う。
アクア役の雨宮天は
笑うときは人をバカにしたように思いっきり笑い、喚く時はグダグダと思いっきり喚き、小言を言うときはグチグチとうるさく愚痴る、そんなダ女神を。
めぐみん役の高橋李依は
しっかりしている子供といった風な真面目さと
子供らしい無邪気さが内在している感じを持った、時々厨二臭い台詞を放つロリっ子を。
ダクネス役の茅野愛衣は
キャラの見た目に合った真面目な外面と、その外面がふとした瞬間にチラリと剥がれて本性が表れる変態を。
そしてカズマ役の福島潤は
声のテンションを変えまくって、ナレーションや脳内の語りや他のキャラへのツッコミを。
その他ゲストキャラのデュラハンの人(安本洋貴)や、ミツルギ(江口拓也)なども含めて
声優ひとりひとりがそれぞれのキャラを全力で、且つ楽しく演じているのが伝わって来た。
そして声優たちの全力の演技が、掛け合いの面白さやワチャワチャ感を増大させているのだろう。
声優たちの全力の頑張りに乾杯!
面白さの話から逸れてしまうが、制作スタッフにゲーム好きがいるのかなぁと感じた。
作品中のジングル(「このすば!」っていうやつ)
で、スーパーマリオのパロディやってたりするあたりとか。
それと劇伴も
作曲した甲田雅人という方がモンスターハンターの音楽を制作している方らしく、 ゲームっぽさがあったように思う。
モンハンと同じ人が音楽を作っているのだから似てるのは当たり前だと思うが、
このアニメの制作スタッフが
「モンハンの音楽を作った人だから」
という理由で音楽制作を依頼したのかなぁ、と思ったり。
まぁ、私の推測ですが。
音楽は異世界ファンタジー感を増幅させていて良かったと思います。
見終わったので追記。
思っていた以上に最終回が良かった。
{netabare}いつも通りにオープニングを流さず、バトルが盛り上がるところでオープニング曲を流す演出!
迫力のダブル爆裂魔法でデストロイヤー撃退!
(撃退と同時に曲も終わる!)
そして一回倒したと思ったら自爆装置作動!
さらに熱暴走と話の流れは二転三転!
この手のコメディアニメの最終回にしては、なかなかに王道なバトルファンタジー展開ですごく楽しめた。
ギャグはいつもよりは少なめだった気がするが
ドレインタッチギャグが面白かったのと
デストロイヤー制作者の博士(チョー)の演技が冴えていたという2点で充分満足。{/netabare}
そして
風の噂には聞いていたが、本当に最終回終了後すぐ
第2期決定のエンドカード。
今期の中では一番楽しみな作品だったので2期決定はとっても嬉しいんだけどさ
2期になって作画クオリティがやたら向上してたりするとコレジャナイ感が出そうな気がするのだが
そこらへん大丈夫なんだろうか、ちょっと不安。
でも
カズマたち4人の冒険をまた見られるというのはやっぱり楽しみ!
第2期も、第1期と大きく変わらず面白い作品になることを期待しています。
下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。
初投稿日:3月15日(最終回放送前)
最終回視聴後更新:3月19日