フローズン さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
子供のための高品質な映画
・劇場では見なかったがレンタルVHS化直後に借りて視聴
・この時期が最後らへんのVHS化になるのかな
・フジテレビで放映ということで、3回目くらいの視聴
・当時と変わらず全力で楽しめたので良かった
・サリーとマイクのキャラが最高なのもさることながら、息を持つかせぬ展開の連続で滅茶苦茶に楽しい
・本当に退屈することなく90分があっという間に過ぎ去ってしまう
・登場するモンスターもかなり多く、1アクションの為に出てくるモンスターでも1匹1匹ちゃんと個性的で飽きない
・ストーリーの完成度もかなり高く、伏線となるシーンやセリフもあるにはあって繰り返しの視聴もオススメできる
・そもそもの子供の悲鳴をエネルギー源とし、それを収集する会社という舞台設定が面白すぎる
・『トイストーリー』でもそうだけど、設定だけでなくその世界観の作り込み、リアリティが高く感じる
・細かい所を挙げていくと、マイクの体の色合いが、綺麗な黄緑一色ではなく微妙にシミっぽくて皮膚感があるのが、こだわりを感じる
・ランドール&社長が作った秘密の地下室にプーを連れてサリーが潜入するシーン、顔にかかる影の細かさ、エフェクトのリアルさが素晴らしい、とても15年前の作品とは思えない
・ブーがたまに舌を出してブッーーてやる仕草、日本でいうアッカンベーみたいなもんだと思うけどアレを見ると海外作品感を強く感じて、個人的にかなり好きだ、ディズニー作品とかでも1作品1回はやってるイメージ
・またサリー&マイクが追放処分としてアラスカに飛ばされるんですけど、『アラジン』でも追放されるのは吹雪のすごい僻地だったな。アメリカでは追放=雪国みたいな何かがあるんでしょうか
・印象的なシーンを挙げていくと、ブーがゴミ処理に飲み込まれたと誤解してサリーが何度も気を失うシーン、視聴者からはブーは巻き込まれていない事は分かってるんだけどサリーに感情移入してしまうのか「ああ~!!」となってしまう
・サリーがブーをあやすシーン、そして別れのシーン、心が洗われるようだ、なんともよい
・また、サリーがブーに序盤で「しーっ」で黙らせるのを教えて以来、その「しーっ」が功を奏す場面がいくつかあって、お互いの信頼を感じてほっこりする
・そしてやっぱり終盤のランドールからの逃走~追跡のドアのシーン、アトラクション感が凄くて本当にワクワクできる
とても素晴らしい今作だけど気になったのは
・マイクのアラスカからの帰還がちょっと強引かも、「あれっ」感はある
・また、ロズというラスボス(笑)キャラを使うのは便利だけどちょっとズルいような気もする。続編のユニバーシティでもそうだったんだけど、これはお約束として割り切るべきか
・気になったといっても楽しさ、面白さがそれらを上回るのでなんのこたーない、子供のための高品質な映画なことに変わりはありません
・最後に主役2人の吹き替えの爆笑問題田中とホンジャマカ石塚、声優として上手すぎて引くレベル(笑)すごすぎる
・このキャスティングとスキルの高さで面白さが何倍にも引きあげられてますよ