ダレイオス さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
圧倒的なキャラの描写不足&圧倒的なストーリー展開の雑さ
開始直後の設定を聞いてみると
第35試験小隊という組織に所属する主人公の猛の物語で
その部隊は半年間のポイント0で
かなりの落ちこぼれ集団のようである。
ただし、最近では雑魚設定でも本当は超強いなんて
当たり前のアニメ界なので、鵜呑みには出来ない開始かな
さらに、魔法が滅びゆく世界の設定なのに
刀から魔法と銃の世界に移行した世界で意味が分からないや・・・になりました。
魔法は滅んでいるのかメジャーなのかハッキリしてほしい所
そんな世界で猛は魔法や銃ではなくて刀を主力武器として戦うという
主人公だけ特殊な武器を使うというものみたいですね。
主人公のパートナーになるヒロインの桜花も
主人公の昔の知り合いだったり、1話で主人公の部隊に所属になったり
主人公自身は妹の影をちらつかせたり、貧乏で出世して稼がなければならない立場と
設定は詰め込んできているようです。
自分はこうやって1話1話見てレビューを書き足しているので
話には付いていけるけどメモも取らずになんとなく
見ていると多分頭に入ってこないくらい
詰め込んでいて普通に見るにはキツイ内容
あと生徒なのに警察官みたいに悪い奴を捕まえると
一人前の部隊所属の人なのか、生徒なのかわけがわからないな
学ぶ必要があるのになぜ、警察みたいなことをするのか
と謎設定はやはりラノベ原作アニメと言うべきか
そしてラノベ原作、お馴染みのラッキースケベも義務のごとく
入れてくるのでエロアニメなのかな?と思わせる部分もあり
色々欲張りなアニメかな
敵は魔女に対して偏見を持っている世界を変えるために主人公側(体制側)と
戦うものになっていてヒロインの桜花は魔女に家族を殺されて
それを根底にして魔女と戦っている
敵味方共にドラマがある作りにしたいように見えました。
敵が判明していて誰と戦っているのかわからないアニメよりはマシですが
敵は魔女だとかの属性の持ち主なのに敵はロボットだったり
ちぐはぐな部分は目立ちます。
展開も落ちこぼれ主人公がある日突然、特別な力を手に入れて
戦うものでした。うーん落ちこぼれが強くなる過程はなくて
特別な力に依存していると、やはり最近よくある
実は俺強い系に近いかな
序盤は戦闘シーンはまずまずの出来なのだけど
ただ強いってだけなので、感想は強いな・・・ぐらいしか
思い浮かばないかな
でも序盤の展開はそんなには悪くないかな
詰め込んでいる分理解さえ出来れば
敵味方の状況や主人公、ヒロインの置かれている状況はわかり
ストーリーとしては成り立っているので
しかし、学園トーナメントとかやりだしてからは
何がしたいのかはわかりませんね。
この手のアニメはトーナメントをしなければいけない
義務でもあるのかなといわんばかりに入れてくるので
よくあるアニメだなにしか見えませんね。
それと同時に魔女と戦う場面があるので
どれかに絞ってくれないと集中して見れませんし
丁寧な作りには見えませんね。
新ヒロインが入ってきても、対立から和解まで
が雑だし、なぜ和解まで至ったのかは理解にしかねるし
道徳的には間違いではないでしょうか?
そういうシーンはキチンと描かなければいけないでしょう。
キャラの描写も適当に過去の回想を見せているだけだし
意味はわかりませんね。
確かに作中の人物は盛り上がっているのかもしれませんが
画面の向こうで見ている視聴者にはその思いは伝わってくるとは思えない
感じですね。
中盤の各キャラの個別回もそんな感じですね。
確かに画面の中では盛り上がっているのはわかるけど
圧倒的にキャラの描写不足や説明不足のオンパレードなので
面白くはありませんね。
前半、色々バラ撒いた伏線を面白くなるように回収しているようにも
見えないし、設定を生かしたストーリーだったとは思えませんでした。
萌え的な要素は中盤以降増えて、日常シーンは
馬鹿みたいなギャグエロシーンはまずまず楽しめたど
それ以外は楽しめなかった。
キャラについては萌え的な要素以外はまるで駄目でした。
終盤は可哀想な状況に置かれているキャラのために戦う展開だったので
わかりやすいので見やすかったけど
いっきにキャラが増えるので誰だよお前のシーンは多かった。
出てきただけのキャラも多く、なぜ出てきたのはわからなかった。
とりあえず、倒すべき敵を出してそれを倒して終了だけど
実際何も解決していない気が・・・
とスッキリする終わり方でもなかった。
気になる所は学園トーナメントてどうなったのか
がわからないことですね。
3話以降は展開が雑なので展開はいい加減だったと思いますね。
音楽についても、元々あまり劇中曲はいい感じはしなかったけど
やたら、存在感を示して劇中曲をガンガン鳴らすシーンが中盤以降増えたので
音楽もいいとは思えなかった。
なんか悪い意味で音楽は存在感を示していたかな
作画については、最初と最後は中々良かったけど
中盤は大きく質を落としていた。
たまに作画は頑張るシーンはありましたが
バラツキは大きかったですね。
しかも、作画が悪い時て大抵画面が暗くて見にくくて好きに
なれませんね。
終盤の戦闘は結構動いていたし迫力もあり
終盤は可哀想なキャラのために戦うシーンはまずまずだったです。
キャラデザインも萌え寄りで好みだけど
キャラの作画は良かったり悪かったりでしたね。
トータルでは普通ですね。
声優さんについては桜花役の上田さんはゴツイ声なので
あんまり合ってなかったかな、中盤以降叫ぶシーンは多かったけど
あんまり上手くないな、と感じる場面は多かった。
ずっと気になりましたね。
他の声優さんは良かったのですが、そのあたりが気になるので
評価的には普通ですね。
最初、設定を詰め込んできているので理解するのは大変だけど
理解出来れば2話くらいまではそんなには悪くはなったけど
その後は圧倒的、キャラの描写&ストーリーの雑さ&説明不足でしたね。
いつの間にか対立していたのに和解しているシーンもあり
道徳的には間違いだと思う。
中盤は萌え的な意味ではそこそこは楽しめたけど
それ以外は駄目でした。
最後だけはわかりやすかったけどスッキリする終わり方だったかになると・・・
キャラも無駄出して終わりだし雑さは目立ったかな