sham さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
悪くない、が何か物足りない
「1週間しか記憶がもたない」女の子と、彼女と何度でも友達になろうと接する男の子のお話。
この設定に付随する矛盾や疑問がいくつかわいてくるが、どうしても見てられないってわけでもないので、そこはあまり考えないこととしよう。
とりあえず、のんび~りとしていて淡い、という印象。
ストーリーに関しては、ふつうって感じ。なんというか「友達」といういいテーマではあるんだけど、何か少し物足りないというか…正直もうちょっと起伏がほしいところである。あと、コメディ的部分ももう少しあったら嬉しかった。
キャラに関しては、まず、致命的なことに、主人公の長谷がすごくうざい。見ていてイライラする。一見ただのお人よしだが、独占欲が強く、自己中な感じがその中に見え隠れしているというか…
それにヘタレだし。
声も、声優が悪いわけじゃないが、というよりむしろこのイライラ主人公にぴったりな声ゆえに、イライラが増す印象。
桐生が俺らの代弁をしてくれるのが救い。
だが、ほかのキャラはおおむね良い。
ヒロインの藤宮さんはヒロインらしく普通にかわいい。
主人公の親友の桐生はすごくいいやつ。長谷と違って、口先の優しさとは違った優しさがあるのがよい。
山岸さんのあの無邪気キャラも嫌いじゃない。むしろ和む要素の一つになってて良い。
作画は、パステルカラーのような感じで、淡くはかないイメージが本作にマッチしている。
OP、ED曲もしっとりとした美しい曲でとても合っていると思う。