剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
「よく分からない現代魔法」と揶揄されますが、言うほど悪くなかった印象
[文量→中盛り・内容→雑談系]
【総括】
ラノベっぽいタイトルだと思ったら、やっぱりラノベ原作でしたね。もとのタイトルは「魔法使いのネット」だったらしく、「現代魔法=プログラム化された魔法」なんで、まあ、分かりやすい。
普通に能力系のバトルもの、萌え要素もあり、という作風。誉めるところはあまりないけど、さりとて、批判するほどのことでもない、そんな作品です。
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
揶揄される、「よく分からない」部分は、作中の時系列がメチャクチャなので、ストーリーが分かりにくいからでしょうね。そこは素直に失敗だったかと。普通で良かった。変わったことするなら、それなりの高い効果がないとね~。
自分的に一番の高評価は、主人公「森下こよみ」の固有魔法です。固有魔法って、普通はすげぇ格好良いのを思い浮かべますが、こよみの固有魔法は、「すべての魔法をタライに変える」というもの。ドリフかw
この設定のお陰で、なんとも力の抜けた作品に。何をどう戦っても、頭上から金だらいが落ちてくるだけだら、完全にコントですw
余談ですが、「ONE PIECE」の「尾田栄一郎」さんが、ルフィの能力をゴムゴムの実にした理由として、「他にもっと、強くて格好良い能力はいくらでもあるけど、一番ふざけた能力にしたかった」と公言されています。曰く、「どんなに真剣に戦っていても、重くなりすぎない。ほどよく力が抜ける」とのこと。勿論、一見強く見えない能力だからこそ成長を描けたり、戦術にも幅が出せるし、尾田さん得意の遠近法が使いやすかったり、他にも様々な理由はあるのでしょう。本作の「タライ」も、(勿論ONE PIECEほどの深みはないけど)同じような効果はあるなと感じていました。
{/netabare}