剣道部 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
素晴らしい映像美、ですが、、、。
[文量→中盛り・内容→酷評系]
【総括】
男女3ペアの恋愛模様、それぞれの成長を描いたオリジナルストーリー。そこに、少しだけファンタジーがふりかかっています。
正直、映像はかなりヤバイです(良い意味で)。流石はP.Aですね。それだけでも、観る価値があるくらいです。
ただ、、、。この作品、よくシナリオのまずさを指摘されますが、私はキャラに問題があったと思います(汗)。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
何が悪かったのかな? と考えた時に、「笑い」が足りなかったことかなと。細かいストーリーは忘れちゃったけど、終始、雰囲気が重かった気がします。
あと、主要人物は皆さん美男美女で、凄い「リア充」感がしているのに、のわりには、「中学生かよ」って言いたくなるようなウジウジ恋愛をしている様子が、たまらなくチグハグ感を醸し出してように思います(ただのヒガミの可能性もあります)w
「いいからくっつけよ」と何度も思いました(笑)
それから、「未来視」というファンタジー要素が、あまりうまく機能していなかったというか、未来を見てはネガティブにばかりなっているのが、観ていて疲れました。
最後に、これが一番の難点なのですが、とにかく「キャラを好きになれない」のが厳しかったです。
透子は周囲の感情に鈍く、周りが可哀想に思いました。やなぎは、切なさもあって良かったのですが、ちょっと自己主張が激しいというか、恋愛体質過ぎて苦手でしたね。ダビデはなんか浮世離れしていて、内向的過ぎるし。雪哉は、クールというよりはガキんちょな感じがして。
そんな作品で一番好印象だったのが、白崎祐の明るさと優しさ。幸も薄幸の美少女的で、キャラデザ的にも一番好きで、スゴく幸せになってほしいカップルでした。本当に、このカップルだけは、「キラキラ」していたのです! ですが、、、。
まさかの百合展開に、騙しとか(汗)
いやむしろ、よくこの6人、表面上かは分からないけど、つるんでいられるな、と。なんか、人の裏表を感じるというか、怖かったです(苦笑)
トータルすると、この感じは、「orange」に似ていたかもしれませんね。内向的な男性キャラに、絡み合う人間関係。少しのファンタジーが左右する恋愛ストーリー。そして、むくわれてほしい良い奴が、むくわれない悲しさとか(笑)
P.Aの作品は、ほぼ全部大好きなんですが、これは(汗)
{/netabare}