剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
THE・日常系 お手本のような作品で、グッジョブです♪
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
実はかなり面白い日常系アニメです。基本的にはキャラ萌えアニメなんですが、わりと女性にも評判が良かったみたいですね。
オリジナルの部活動。部室内の会話劇。男1に残りは女子という環境。
もう、分かりやすくギャグ寄りの日常系ですよね。作風的に「生徒会の一存」にすごく近いのですが、それよりはずっとアクがない作品で見やすくなってます。
OPはかなりカオスで、かなり好きでした。EDもしっとり良い感じ。やはり、良いアニメは、歌も良いよね。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
OPの歌詞「二軍のファンタジスタ」は、このアニメの主人公達(GJ部員)をよく表していると思います。
基本は萌えアニメですから、「いや、お前ら全員美少女なんだから、それだけで一軍じゃねか」というツッコミは無粋かと。だって、彼女らの世界(2次元)は、美少女がスタンダートですからね。容姿的には「並」なのかなと。
んで、容姿以外の要素でいくと、やっぱりみんな、「残念」な部分がありますよね。
強引・強気・意地っ張りなちびっ子部長の真央。天才だが一般常識が欠如している紫音。癒し系の天使ながら、常に体重を気にする恵。ナイスバディだが肉があればそれで良い綺羅々。
残念(二軍)でも個性的(ファンタジスタ)なヒロインズ(個人的には、紫音が一番好きでしたね)。
そこに進行役の京夜を入れた面々のバランスが、実に良いんですよね。互いが互いの短所を遠慮なくいじっているところが、なんか「ホントに仲良いね♪」って感じました。
(ちなみに、イジリとイジメの違いは、そこに愛があるか。好きな(強い)相手をからかうのは、イジリ。嫌いな(弱い)相手をいじったら、それはイジメ。まあ、互いの信頼関係の問題ですな)
日常系とはいえ、普通は文化祭とか体育祭なんてイベントはおさえていきますが、GJ部の面々は、基本部室でダベっているだけです。
そんな「ダラダラした日常」を見せつつ、最終話の卒業でしっかり切なくさせる。その構成が素晴らしかったです。
日常系の良さは「出来ることなら、ずっとこんな日常に浸っていたい。でも、寂しいけれど終わりはある。それでも、皆が集まれば、またいつでもココに戻れるよね」っていう感じ、「尊さ」だと思っています。その最高峰が「けいおん」だと思います。
本作も、(流石にけいおんほどじゃないけど)しっかりとこの条件を満たすアニメであり、ホントにたくさんの人に勧めたいアニメです。
{/netabare}