剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
トリオの笑いの基本を押さえている、良日常系アニメ
「Aチャンネル」「ゆるゆり」などが好きな方は合うかもしれません♪
作品の大半は、情報処理部の部室をメインに、ゆずこ、ゆかり、ゆい、3人の会話を中心に展開するという、THE日常系アニメ。
作画(キャラデザ)は良くないが、そこに慣れられる(気にならない)方は楽しめると思います!
《以下ネタバレ》
【視聴終了】
{netabare}
メインの3人は、ゆずこ(小ボケ)、ゆかり(大ボケ)、ゆい(ツッコミ)と、お笑いトリオの基本的な構成をしっかり守ってます。また、ゆずこ(狙いボケ)、ゆかり(天然ボケ)、ゆい(いじられキャラ)という側面もあり、非常にバランスが良いです。
似ているのはネプチューンさん。泰造(小ボケ・知的)、ホリケン(大ボケ・天然)、名倉(キレツッコミ、いじられキャラ)と、参考にしたのではないかというレベルで似ています。
設定として上手かったのは、情報処理部にパソコンが2台しかないのと、ゆずこが実は頭良いってところかな?
パソコンが2台だから、必然的に誰か余るわけで、そこに(余った誰かとの)会話が生まれます。検索してる間にちょっかい出したりとか。まあ、3台あっても、この3人なら黙々と作業にはならないでしょうが(笑)
ゆずこが頭良いってことは、あのボケは狙いボケだということです。つまり、ゆいのツッコミを引き出す狙いがあるということで、イチャイチャ感がより増します。あの2人だけみてると、タカトシの漫才を観ているよう(トシを大好きなタカが、トシに突っ込んでほしくて、あざとい小ボケを連発する→トシも嫌々そうに見せ掛けながら、きちんと1個ずつ拾っていく感じ)でした。このへんは、ゆるゆりの京子と唯の関係性に似てますね。
この作品を否定する場合、大抵「絵」の話になると思います。確かに、あまりかわいくはないですね。でもまあメインは会話ですし、慣れれば気にならなくなります。
最終話のタイトル「ノーイベント、グッドライフ」は、この作品の本質をよく表現したものですね。「ノーイベント、ベストライフ」までいかないところが、むしろ、ゆゆ式らしいです(笑)
ちなみに、「no music no life」は日本人が作った和製熟語で、「音楽がないなら生きていけない」という意味で日本人は捉えていますが、外国人の友人曰く、「音楽がないなら殺すぞ」というニュアンスで捉えられてしまうらしいですよ、関係ないけど(笑)
{/netabare}
opは、前向きな気持ちになれる良い曲ですね♪