剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「豊島清掃工場の煙突」のようなアニメ
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
デュラララの2期。クールでいくなら3クール目。
基本的な理念というか、貫いている姿勢は1期と変わらず、狂気と常識、現実とファンタジーを行ったり来たりする群像劇です。
ただ、ややテンポが遅くなり、話自体も1期よりシンプルで分かりやすい(のがやや物足りないかも)。2期、というより、1.5期といった趣が強く、次の「転」ありきという作品ですね。
まあ、飽きることなく最後まで観られましたよ♪ 原作は分かりませんが、アニメに関しては「帝人」が主人公だと思っている私にとっては、なかなか満足のいく作品でした♪
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビュタイの建物は、恐らく、池袋を訪れた方なら誰もが目にしているはずです。
池袋駅北口を出ると遠くの方に見える、あの白い巨塔。初めは正体を訝しみますよね。
あの塔の正体は、何てことのはない、ただの「ゴミ処理場の煙突」です(ただし、高さ210mで、ゴミ処理場のものとしては世界一の高さのものだそうです)。
私はその正体を知った時、その「平凡」さに凄くガッカリしたことを覚えています。なんか、もっとファンタジー的なモノを期待していたのに、と(だってそのくらい奇妙なんですもん)。
ただ、この「デュラララ(承)」は、そんな「非日常」を求める一般市民の心情を見事に描いているアニメです。そして、「非日常」に憧れる、ただの「平凡」な少年が自らを変えていくアニメでもあります。
つまり、この「承」は、ダラーズの創始者たる「平凡な」帝人が、積極的に狂うことを決意する物語。
一期に比べるとややテンポがゆっくりで、追う事件も概ねひとつと、少し退屈でした。ただ、「起(一期)」を「承」け、「転」回へと誘うものですので、本作単独での評価は難しいかもしれません。
{/netabare}
《以下ネタバレ》
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
以前は宇宙語だった遊馬崎と狩沢の会話がほぼ分かるようになってしまって、ショック(笑)
2話目
GANTZ(笑)? くじ引きで性格と容姿を決めるなんて、歪が過ぎるな。
3話目
超偶然だが、羽島幽平とほぼ同じデザインのグラス(江戸切子)で日本酒呑みながら視聴してたw 「全ての存在を許容する街、池袋」感が出てきましたね。
4話目
なんかこう、温度が低い女子が増えてきたなw
5話目
独り語りが多くなると、化物語感が増すな。
6話目
平和な時間も、ついに終わりかな。
7話目
過去編? キャラが増えてきたな~
8話目
ストーリーが動いてきたね~。
9話目
不穏×いくつ?
10話目
ネットを介して人と会う女子小学生、犯罪に巻き込まれないのが幸せだったのか、臨也と出会ったことが不幸だったのか。まさかのアンパンマンパロ(笑)
11話目
そんなショボいオチのために、カバディ引っ張ったの? 逆に面白いわ!
12話目
「この街の非日常に追い付いていない」って、池袋に住んだ者としては、わかる気がする。
{/netabare}