剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
どうにもならない今日は せめて 笑い話に変えられますように♪
[文量→中盛り・内容→雑談系]
【総括】
ジャンルはギャグ。大体、(昭和のw)小4が笑うレベル。
まあ、そんなことはどうでもいいんすよ。
奥井亜紀さんの「Wind Climbing 〜風にあそばれて〜」。
アニソン史に残る名曲と思ってます。まだ聴いたことない人はぜひ、聴いてみてほしいっす♪
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1メロから、歌詞が深くてね~。
「誕生日を迎える度に、何を祝うのかがずっとナゾだった。見えなくなってしまったものは、二度とかえらないと知ったとき。年を経ることに後悔と、一日が過ぎていく恐怖を感じた」
って、子供が分かる歌詞じゃない(笑)
サビがまた良い。
「どうにもならない今日だけど、平坦な道じゃきっとつまらない。きみと生きてく明日だから、這いあがるくらいでちょうどいい」
いやいや、人生の挫折を知らんと分からんて(笑)
んで、Bメロ。
「脇道を独り歩く。そんな自分にみとれてみたり。歩き疲れたあの人へ、冷たい言葉を平気で放つ。調子づいてた小さな自分、風にあそばれて、やっとここに立っていた(中略)転んでできた、傷のいたみにみあう何かを求めたなら幻」
って、どんだけネガティブなんだよ(笑) でも、今なら分かる。世界は何処までも理不尽で、整合性がなく、無慈悲だ。
そこにきて、私が一番好きな歌詞。
「どうにもならない今日はせめて、笑い話にかえられますように」
今でもなんか仕事に失敗したり、辛いことあった時に、思わず口ずさんでしまうフレーズ。ここだけ、メロディも変わるんだよね。
あまり、「神曲」という表現は安易に使いたくないんですが、これは「神曲」と言いたい曲です。
しかもこのアニメ、「神曲」が2曲もあります。そう、同じく奥井さんの「晴れてハレルヤ」です。
「世界中の大好きを集めても、君に届けたい、思いに足りない」
なんて、素敵すぎるでしょ。
2つの曲に共通するのは、「つまらない世界も、君と共に生きられば、なんとかなる」という、力強いメッセージ。
このアニメ、ボーイミーツガールというか、ガールミーツボーイというか。
不完全でダメダメな二人が出逢って、共に旅してナンダカンダアリナガラモ、ナントカカントカしていくんです(笑)
ギャグですが、笑えるとか笑えないとかそんなことじゃなくて、微笑ましいし、癒されるんですよね。
郷愁なんです。心象風景の1つなんです。
{/netabare}