剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
あれ? 2期だっけ?
[文量→中盛り・内容→酷評系]
【総括】
基本的には、厨二感満載のバトルもののアニオリ作品。群衆劇。作画が独特で、なんかずっとキラキラしてますw が、とても綺麗でした。乙女ウケしそうなキャラデザンとの相性も良く、作画面では高評価です。
後に、劇場版、2期と繋がる人気シリーズの1期だけに、見処はあります。が、如何せん説明不足が目立つ作品でした(これは、初めから長期化&多角展開を狙い、あえて説明を省き、後々回収するスタイルを狙ったのかもですが)。
思い出しながらレビュー書いてて、なんかに似ていると思ったら、「ハンドシェイカー」に似てるんですね。まあ、監督も主要スタッフも制作会社も同じだから当たり前だけど。まあ、「ハンドシェイカー」よりはずっと面白いですが。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラクターの良さは、作画・音楽と並び、本作で一番の魅力。ちょっと「BLEACH」の護廷十三隊っぽい。
それはともかく、ストーリー的には、出だしから置いていかれた感が強かった。なんか、赤だの青だの、各色ごとに王様がいて、その王様から能力を分けてもらった「クランズマン」達がチームを作り、対立したり共闘したりしてるのは、なんとなく分かった。
そんなチーム同士の対立構造の中で、独自の立ち位置でストーリーに絡んでいく、主人公(伊佐那社)。
こま切れのように、過去のエピソード(対立の理由や歴史)が提示されるけど、それがあまりにも部分的すぎて、なかなかキャラクターに感情移入できず。だから、キャラ(デザインや台詞、性格など)は良さげのに全く生かしきれなかった、もったいない作品。
後々、様々な謎が明かされ、世界観も理解できるけど、だったら普通にそれを先にやれよという感じだった。作風は全く違うけど、「昭和元禄落語心中」のように、序盤と終盤だけが現在で、後をガッツリ過去編に使うという構成の方が良かったと思うけど。
まあなんか、色々と詰め込みすぎてました。「ハンドシェイカー」でもそうでしたが、深そうな雰囲気だけで、実はわりとテンプレを組み合わせているだけというところに、この監督の限界を感じる。
{/netabare}