剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
衝撃
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
エロゲ原作アニメの、おもしろい方と言えば、伝わるでしょうか? 所々で入るギャグも良いのですが、ベースはドシリアスです。特に10話からは、全アニメの中でもかなり攻めた内容だと思います。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、10話(遭難話)以前の本作の良さを。
やはり、キャラクターの良さですね。ヒロインズはみんな個性的ですし、全員に闇があります。そこを攻略していのは、エロゲらしいキャラの作り方。まあ、ヒロインは勿論魅力的なのですが、主人公の風見雄二に力があります。
本作のような、いわゆるハーレムものでは、主人公には「にぶさ」「優柔不断な態度」が求められますが、雄二は基本的に「殺し屋」ですので、なろう系主人公のような甘々な感じはありません。しかも、基本的にセックススキルが高いってのは、珍しいですね。とはいえ、別に普段から危険な男というわけでなく、普段はちゃんと礼節を重んじ、ヒロインの心にちゃんと寄り添います。でも、決める時は、冷酷になって、決めるというかね。ハーレムものの正否は、主人公がハーレムを築くに足る人物か否かというのは、わだすの持論です(笑)
さて、バス遭難の件ですね。基本的に、大嫌いな展開ですし、勿論、「いや、普通助けに来るだろ」とは思っていましたよ(苦笑) ただ、好みや矛盾を吹き飛ばすだけの「力」がありましたね。人間の心の流れが、エグくリアルに描かれていましたね。まあ、ラストの流れ(人肉を食した後のゾンビ化)は、やや違和感はありましたが、様々なアニメを観てきた中でも、かなりインパクトが残る作品でした!
{/netabare}