剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
色々と強引ですが、なぜか惹き付けられる魅力がある
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
評価は、4に近い3。所謂、異世界×主人公最強系 な作品。戦いが単にバトルだけでなく、「ルールのあるゲーム」という設定は面白く、謎解きや知能戦もそれなりにあり、楽しめる。
レビューでは、本作の惜しかった点を。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
が、結局は主人公の力業頼りというか、ルールがガバガバで、結局は殴り合いに。もっとルールを上手く活用(利用、悪用)した上での勝負が見たかった。
このへんは、漫画「幽遊白書」の「仙水編」に近い感じをうけたが、幽白の方がずっと面白かった。まあ、冨樫は天才(だから今度こそ働き続けろよ)だから、仕方がないが。原作者の限界なのでしょう(でも、頭脳戦考えるのは激ムズだよね、そういう意味では、その姿勢に拍手!)。
しかし、これでは、(ルールを決められる)ホスト側が圧倒的に有利では? しかも魔王側は相手に拒否権を与えず強制エンカウントとか、ムリゲーですか?
のわりには、相手にも結構勝利のチャンスがある、謎。魔王側は、もっと有利な条件で勝負挑めないの? そのへん、やはり説明不足でしたね。
とはいえ、思想や宗教、歴史的事実や伝承、様々なフィクションの類いまでごちゃ混ぜになった世界観は好きでした。
それに私は、ゲームの「幻想水滸伝」がかなり好きで、この「問題児」や「ログ・ホライズン」のように、新たな仲間を加えつつ組織を大きくしていく系の話は大好物です。
惜しかったのは、十六夜がオールラウンダー且つ最強のジョーカー的存在なので、仲間の助け合い要素がほぼなかった点。やっぱり、それぞれに出来ることと出来ないことがあり、強弱もあり、うまくそれを補いあっていくから、組織戦って燃えるんじゃないかと(NARUTOとか上手)。
まあこの辺は、10話という短い尺のなかではムリがありますし、燃えも萌えも入れつつ、良く頑張ったのかなと。原作では、更にたくさんの仲間、更なる強敵も目白押しみたいなんで、2期が出たらじっくり観たいな~。
{/netabare}