蟹チャーハン さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
さすおに!に通じる学園異能バトル(主人公が優秀とは言っていない
異能を有する学生たちの学校を舞台にしたバトル作品です。
能力の優秀さで学年のクラスはA~Fまで選別されていて、自他ともにバカと思われている主人公は悲しいかな当然のFクラス。
でも、それを自覚している主人公がおバカキャラすぎて失笑の連続でした。こーいうキャラに出会うとラノベもいいなって思えますね~。
クラス分けは授業の質にも関係していて、エリートの集まるAクラスは教室のほかにラウンジも併設される豪華。対してその逆のFクラスは破れた障子紙とボロボロの畳に机はみかん箱という、どー考えても最悪のど低辺ぶり。
そこで設備や什器を賭けてのクラス対抗戦を行うんですが、普通にやったら落ちこぼれがエリートに負けるのは当たり前で、あの手この手の仕掛けと盲点をつく戦法な頭脳戦がおもしろかったです。
ちなみに、試合の方法は使い魔同士を戦わせる団体戦の異能バトルなんですが、そこは学園ものらしく、使い魔には国語や古文、数学や英語といった各教科のステータスを武器として戦うことになります。(保健体育とかもw)
この各教科ってのがミソで、クラス分けの基準はあくまでテストの総合点数なわけで、数学は得意だけどそれ以外はバカ(失礼!)みたいな生徒もいるわけで、こーなるとFクラスでもAクラスに勝てるかもしれない・・・勝機がみえてくる???
なんとなく見ながら思ったのは、これって学校の基準、方針にあっていないだけで落第生の烙印をおされた魔法科高等のお兄様みたいだよなぁ~と。魔法の発動が遅いってだけで二科に落とされてアホ扱いされてたわけですからね(学園生徒を瞬時に皆殺しにできるくらいの能力があるにも関わらず)
あ、そうはいってもこの作品の主人公がバカなのは変わらないんですがw
まぁ、息抜きにはとってもよかったです。ただ、ラストはもうちょい感動できるエピソードを用意してほしかったなぁ~