ろき夫 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ハードコアエロスサスペンスアニメ
…という、とんでもないジャンルw
昔、途中で断念したのだが、あのB級臭さが恋しくなり視聴し直すことに。
舞台は快楽都市東京。東京はバブル戦争の結果、貧富の二極化が進み、己の欲求・快楽を貪る、権力と金に狂ったクズ共の巣窟と化していた。
その中で、秘密裏に変態共の熱い視線を集めていたのが「六本木秘密倶楽部」w
高額の会費を払い、VIPになると最高の快楽が約束されるそうな。
…って、放映時期を考えると当時のITバブル騒動に乗っかり、社会風刺のつもりで作ったのではないかと思われる。
でも、金持ちや政治家は総じてクズ扱いなのが鼻につく。…というか、チープ過ぎるっw
大抵それなりの努力はしてきており、そういうクズはごく一部だと思うのだが…。
製作側の偏見たっぷりな描写は露骨すぎて笑えるw
この物語の主な内容は、主人公「雑賀(さいが)」とヒロイン「神楽」の愛の逃避行である( ゚∀゚)人(゚∀゚ )
倶楽部の潜入調査をしていた主人公が、そこで偶然ヒロインと出会い、助けを求められその後行動を共にする。
そこで運営側代表でラスボスでもある「水天宮」が、倶楽部の重要人物である神楽を奪い返すため刺客を送り込む。
水天宮はユーフォリアと呼ばれる能力者の一人で、翼モードでは、かのFFキャラを連想させるw
とある熟女を手玉にとり貢がせる、罪な色男である。
他にもたくさんの能力者(ヘンタイさん達)が登場し、これまたその一員である主人公と
お世辞にも熱いとは言えないバトルを繰り広げる。
そのバトルがメインではあるのだが、テーマは一応社会派(?)な感じになっている。
基本この作品にはヒロインと一部を除き、ヘンタイしか出てこないカオスな内容となっているが、各々のキャラが濃いので面白く、なぜか愛着が湧いてくる。
女子中学生に恋した30過ぎのロリコンな主人公。
その主人公を一方的に愛撫する痴女だけど一途な警部。
「クンカ、クンカ…。 神楽様は、もう三日風呂に入られてないなっ(`・ω・´)」と変態発言をかます鼻マスクのニオイフェチ。
他にも、バラエティに富んだキャラがたくさん出てくるっ!
いろいろとクオリティが低く、作品全体がチープな雰囲気に包まれています(*´ω`*)
ネタばれですが、最後には日本の政権と世界の経済は崩壊して、主人公とヒロインは無事「自由」を手に入れ、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし♪(…んな訳あるかいっ!ヾ(-д-;)なオチとなっており、ついツッコミたくなりますw
こんな馬鹿を大真面目に繰り広げるキャラの行動はツッコミどころ満載で、B級好きには堪らない内容となっておりますwおススメです☆