紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
さっぱりとした味気ないシナリオ
先行第一話を視聴して
40年ぐらい前のアニメが元ネタなので、正直不安がありましたが
1話だけを見た感想としては、
「元のシナリオや科学考査のあまい所をよく修正しているな」が感想です。
それでも、まだ気になる部分は結構有るのだが・・・(笑)
それにこの作品自体は来年(2013)放映予定らしいが、
本当に放映出来るのか?
今年度中に全編を先行劇場公開するらしいしBDも発売してしまうらしいが
そんな事してテレビ放映枠が取れるのかな?
また原作権所有者の複数回の逮捕となぞの事故死、原作権の所有を争う裁判
制作会社倒産によるOVAシリーズ製作打切りなど
ある意味呪われているんじゃないかと思えるシリーズなのだが。
旧作をリアルタイムで見ていた者として、是非完遂して欲しい。
全話見終わって
尺が短いからかなすべて中途半端で非常に残念です。
旧作より登場人物が多いのにたいした掘り下げも無く、戦闘シーンも
サクサクと進行させて、はい次のエピソードへみたいなシナリオに
とても不満が残ります。
本来ならこの作品の最高の見せ場である対ドメル戦やガミラス星突入戦は
もう少し尺を取って濃厚な演出をしてほしかった
スタッフ的にも出演者的にもエンドロールを見ると有名な方が多いのに
なぜかイマイチな出来栄え、詰め込みすぎて消化不良を起こしてます。
物語の進行が淡々と進行してしまうので旧作にあった「俺たちが地球を救う」や
「俺たちが負けたら」という悲壮感や沖田艦長や五代進が隠し持つガミラスへ
の
復讐心などの描写がすっぽり抜け落ちていて、あらすじを駆け足で走りぬいた
さっぱりとした味気ないシナリオ構成でした。
最後に、私は基本円盤での視聴がメインだったのですが、TV放映版を途中で
視聴する機会を得たので3話ほど視聴しましたが、TV放映版のOPとEDの選曲は
ひどいです。
とても宇宙戦艦ヤマトという作品には合わない選曲でした。
なぜあの選曲だったのだろう?そう意味で音楽は評価しませんでした。