ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ランバ・ラルがかっこいい
初代機動戦士ガンダムのシャアに焦点を当てた戦記もの、その序章。
{netabare}
戦争の火種くすぶる一つのコロニーの内乱を描いた作品。ダイクン家のトップを暗殺したザビ家。ダイクン家に残された二人の遺児を巡ってラル家が一世一代の賭けに出るという展開。
機体は冒頭以外ガンタンクしか出てこない地味な絵面ではあるが、政治と戦争の中で大人たちによる覇権争いに巻き込まれる悲運な子どもたちの悲哀がしっかりと描かれている。
窮地に立たされた母子を救うランバ・ラルが終始かっこいい。元祖イケオジ。ハモンとの関係もいいね。その後の境遇を思うと少しウルッとくる。
その他のキャラも魅力にあふれている。ザビ家の人間らもそれほど登場シーンは一人当たり多くは無いが、兄弟間でも一枚岩でなく、それぞれ独自の人間性や野望が垣間見え、戦記ものとしても熱い。
また、キャスバルのたぐいまれなる器、その片鱗も見られたし、アルテイシアは終始かわいい。
今回はランバ・ラルの手引きによって2人がコロニーを脱出するまで。
悲運な二人の兄妹の行く先が不安でならない。次回作が気になります。
{/netabare}