血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お芋ちゃん、東京に立つ
TV版の続きとしての劇場版です。
前編が青春の影で、後編がBeyond the Bottomです。
分けるほどの内容にも感じなかったので、まとめて感想書きます。
地方で活躍したWUGが東京に行って売れっ子になるぜい!ってな話です。
劇場版なので流石にTV版より作画はよかったですが、脚本はそこそこ……という感じでしたね。前編はよかったんですけど、後半はん~まあこんなもんかなってな感じで。
{netabare}東京という魔窟に入り込んだWUGが、特に理由もなくいまひとつだねとディスられる理不尽さとそれに対して足掻く様はよかったんですが、そこからどうするのかと言われると。
いいところで登場した敏腕マネ早坂が「トーナメントに出て優勝しろよ」と。
ああ…うん。いつも通りだねと。
そういう路線はいいんですけど、個人的にはテレビ版で推していたお芋ちゃんの雑草魂とかをもうちょっと深める形で頑張って欲しかったです。
後半とか、今更宝塚の話なんて掘り返されてもなんだかなあって感じで。
アレ、TV版9話のチラシビリビリ破いたところで決着したんじゃないの? 今更掘り返す?って思いました。
いや、まあそういうベッタベタな話で深まるメンバーの絆なんて話も悪くないななんて思ったりもしましたけど。もうちょっと一押し欲しいなとは思いました。
それから、松田(こいつは殺さないとダメだぁぁぁぁァァアア!!!!の人ではありません)が役に立ったかと言われると。またこれも印象薄かったです。
7人のアイドルで子供をかばってブランコに頭をぶつけた時の方が最絶頂期なのではないだろうか。(そんなのが最高の活躍ってどうよって思う){/netabare}
テレビ版を見たなら一応最後まで見届ける意義はあるかなとは感じました。
まあ映像面ではラブライブやアイマスなどに大きく劣るとは思いますが、曲もダンスシーンもよかったですしね。
消化不良感はありますが、満足度は決して悪くはないと思いました。