「灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.6
感想・評価
1970
棚に入れた
9471
ランキング
148
★★★★☆ 3.9 (1970)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

fujita さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

今期No.1

まず評価する点としては絵ですね。水彩画のようなタッチは非常に美しく、他のアニメにもなかなかない点なのでこれは多くの人を惹きつけるポイントだと思います。

そして世界観。設定はシンプルでありがちなものです。主人公が記憶のないまま異世界に飛ばされ、その世界で生きていく。ただ、ここが好き嫌いの分かれ目かと思います。通常のこのような話ではゴブリンのような敵キャラはある程度すぐ倒せますし、キャラの設定にも尖ったものがありますが、この物語にはその特徴がありません。「平凡」「普通」とでも言えばいいのでしょうかね。
主人公は初めから目立たない存在ですよね。だからこそ主人公を主観で見た時に親しみやすさを感じると同時に、特別感がないと不満に感じる人もいるんだと思います。普通は見知らぬ世界に飛ばされ、敵を倒してお金を稼ぐなんてすぐできるものでもありません。6人がかりで2〜3話かけてやっとゴブリンを倒していく。展開は遅いですがリアルですよね。またゴブリンを倒したランタが軽く落ち込んでいる描写は「生きるということ」を深く印象付けています。私たちも直接関わってはいないものの、生き物を殺して生活しています。だから、「生死」というものが色ごく映し出されるんだと思います。マナトが死んだ時も、グリムガルで一番弱いゴブリンに弓矢1本でやられましたよね。そして他の物語とは違い、生き返りはない。
すごくグダグダしましたが、僕はそのリアルさに惹かれました。

最後に挿入歌。これも他にはない演出ですよね。マナトが死んだ時なんかは、あの挿入歌ですごい泣けました。映し出されるイラストも先に述べましたが、水彩画のような美しい景色が印象的です。

投稿 : 2016/03/06
閲覧 : 155
サンキュー:

5

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