蟹チャーハン さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
戦闘シーンがあっさりし過ぎててモノ足らず
突如として街に現れる悪霊と、その悪霊退治を任とする特殊部隊の少女2人。
血の定めと業を背負って生きる少女たちには過酷すぎる未来が待っていた!
多発する悪霊の出現の裏に潜む者とは?!
遺恨を残さずにはいられない権力闘争の行く末
そして、いつだって悲しい思いをするのは最前線で戦う者たちであった・・・
とまぁ、こんな感じのストーリーです
雰囲気的に暗めなムードでシリアスぽい展開が続きます。
そこへ少女2人の百合のような関係が時折、華として煌めく感じ。
悪霊退治の任務をこなすだけなら問題ないのだけど、
そこへ家督の問題だとか跡目の問題だとか割り込んできて、
心をかき乱すというか~。
実際、両親を殺されてしまったりするから大問題なんですがw
で、作品の感想なんですが、いまひとつのめりこめなかった
のが正直なところです。
美少女で悲劇とかツボっぽいキーワードがそろっているんですが、
Fateを見たときのような絶望にも似た感覚になれなかったんですね。
絵的にはカッコイイしーんが続いたりするし、
なんでだろうって考えたんですが・・・
たぶん中盤までバトルシーンが多い割りに感情の入りこむ余地のない
悪霊出ました! → はいはーい いまやっつけまーす!
なノリで終わって戦いを通して成長が描かれてなかったとか、
街はひどいことになってるのに、最後まで身内で争ってるイメージで、
それもひどい怨嗟のかたまりになって恨みの権化みたいになるとか
ちょっと簡単に転びすぎじゃね?とか
(父の死んだ本当の理由を知っていたなら別だけど)
いろんなところで疑問の方が先に浮かんできてしまったというか~。
まぁ、物語なんて引き込んだモノ勝ちみたいなところがあって、
Fateみたいに聖杯戦争はじまります! えええ!?
でも聖杯がなんなのか教えません!! なんだとー!!
みたいな謎だらけであっても、視聴者をぐいぐい引きこめる
作品はたくさんあるわけで、それはキャラクターのドラマという名の
必死さ、懸命さ、思いが大事になるんだと思うんですよね
で、この作品の場合は、悪霊退治が任務化しちゃってるんで、
そのあたりがあっさり淡白になってたんじゃないかなと。
妹ポジションの神楽ちゃんの身内に甘い行動も覚悟のなさ
だけが伝わってきて、彼女は出動させたらダメなんじゃね?
と思ったりして~。
最後まで首謀者がはっきりしないままで終わるので、
そこはちょっと残念でしたね。
ちなみにマイケル師匠のつくる刀と黄泉の刀に宿る使い魔?
の関係がいまいちわからないままでした。
刀そのものに宿っているものぽかったけど(研ぎに出したエピソードから)仮に刀が折れたりしたらどーなっちゃうんだろうw
他の刀に移し変える儀式みたいなことすればOKなのだろうか・・・