男爵 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ひとまず落語のことは忘れるんだ!
原作:未読
原作も同じような展開かはわかりませんがすがすがしいほどに落語要素がありません。
(話の冒頭に主役の女子が1人、一席落語をする程度)
しかし落語がなくても30分退屈せず観終わる濃厚さがありました。
では落語をしないでどんな内容なのかということになりますが、1話の中に3本立てのパート。
その中の2つは放送当時の国内外の社会情勢を皮肉ったネタ{netabare}( 一部紹介すると日本のとある総理大臣が宇宙人などと言われたことから宇宙に飛ばしてその人物を登場させているであろうネタ) {/netabare}や
映画、他作品のアニメ{netabare} (ランボー、アルプスの少女、フランダースの犬など){/netabare}の小ネタ、
全13話にもかかわらず四季折々の日常ネタ{netabare}(クリスマス、正月、五月病など){/netabare}といった様々な分野のネタを中心に主役の女子5人が楽屋でしゃべりたおすパート。
その2つのパートの間に楽屋から飛び出し東京各地の観光地を巡り、その場所の歴史・名所を紹介したり、その地でのご当地ネタを使ってしゃべったりのパートとなっています。
こういったネタが中心のアニメは話にスピード感がなかったり、ネタの内容が登場キャラクターの内輪ネタばかりだったりするとぐだぐだになったりしますがその点はそれほど気にすることなく視聴できます。
内輪ネタがないわけではありませんがこちらがおいてけぼりになるほど気にかかるものは個人的にありませんでした。
私は中でも東京を巡るパートの現地の方でもあまり知らなさそうなディープなネタがあまりネタが好きではない方でも取っつきやすく、説明もそれなりにしてくれるのでおススメです。
○まだご視聴されていない方へ
前述した通り落語の要素がほとんどないため、落語に期待される方にはこの作品はおすすめできません。
またネタを中心に話がすすむためネタの内容がわからないと会話がすべて内輪ネタにみえてしまう可能性があります。ですが私自身1話ごとに使われたネタの元は半分わかってるかどうかでも楽しめる魅力があります。
主役が女子だけですが萌え要素あったかと言えるほど気にならないのでそこが気がかりな方は心配せず、ネタ満載のおしゃべりトークをぜひ一度ご視聴ください。