にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私の犯罪係数は・・・?
基本的なコンセプトは[近未来SF][警察][群像劇]らしく
完全オリジナルアニメですね。
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人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された日本。
人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、
有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。
そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、
シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
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公安局は、監視官と、高い犯罪係数を持つ執行官・・・
まず、批判から入りますが、
オリジナルアニメって、説明が少ないアニメが多い気がする。
サイコパスもそう。
製作側が「見て、理解してください。」みたいな・・・・
3回ぐらい見直してようやく用語も覚えられました。
物語の流れはとても良かった。
一つ一つの事件もそうだけど、裏で動いている人がいたり、
犯罪係数が濁らないようにと、葛藤する人がいたり・・・
{netabare}公安局刑事課一係の監視官として常守朱が配属された時、
もう一人の先輩監視官である宜野座伸元から、「監視官は執行官とは深く交わるべきではない」と教わる。
犯罪系数がオーバーしている犯罪者だが、監視官のもと捜査に協力する。つっても、監視官が犯罪係数を濁さないようにの汚れ仕事だね。
この世界は、犯罪係数がすべて。
汚れたら、数値に応じて施設送りか、処分されるか。
シュビラが決めて、シュビラが裁く。
就職もシュビラが決める・・・
理に適っているようで、適っていない世界だな~っと。
{/netabare}
執行官、監視官にも焦点が当たるので、個々のキャラクターの過去や素性が見えたりと、構成は良く出来ていたと思います。
ちょっとグロかったりしますが、
男女問わず見れる作品で、考えさせられるアニメなんじゃないかな。
BGMも良かったですし、作画もとても綺麗でした。
用語を覚えるのに一苦労ですが、
世界観にどっぷり浸かれる方でしたら・・・。